20日「大寒」に寒さ緩む 東京都心など各地で3月並み 雪国も気温上昇

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今日20日は一年で最も寒い頃とされる「大寒」ですが、各地で気温が上がっています。東京都心は13℃を超えるなど、各地で3月並みの陽気です。北海道など積雪の多い地域でも今年に入って最も気温の上がっている所が多くなっていますので、雪崩、落雪などご注意ください。

「大寒」なのに全国的に3月並みの暖かさ

例年では、今日20日から最も寒さが厳しい時期に入りますが、今年は暖気が入っている影響で、季節外れの暖かさになっています。

午後1時までの最高気温は、東京都心で13.6℃、高知市や宮崎市では16℃を超えるなど、西日本や東日本では太平洋側を中心に15℃前後まで上がっています。今週はしばらく気温の高い状態が続きます。東京などすでに花粉シーズンに入っているところもありますので、花粉症の方は対策を始めてください。

また、札幌も5.4℃など雪国でも今年に入って一番気温が上がっている所が多く、3月並みになっています。屋根からの落雪など融雪による事故に十分な注意が必要です。

融雪災害に注意

暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

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