明日20日(月)は、東京や神奈川、静岡ではわずかながらスギ花粉が飛ぶ予想です。それ以外の地域でもまもなく花粉が飛び始める見込みです。症状の出るかたは早めに対策をとるようにしましょう。
明日20日は東京、神奈川、静岡で花粉対策を
東京都は、1月8日に※「花粉の飛散開始」と発表がありました。まだ、花粉の量としてはわずかですが、敏感な方は、症状が出始めていると思います。
明日20日は、関東や東海では朝まで雨の降る所がありますが、日中は晴れ間が出る見込みです。また、最高気温も2月下旬並みから3月中旬並みと、この時期としては気温が上がるでしょう。花粉が飛びやすい条件である。「雨上がり」と「気温上昇」の二つを満たすことになります。上の図のスギ花粉の飛散予測を見ると、東京や神奈川、静岡でスギ花粉の飛散を予想してます。スギ花粉で症状の出る方は、花粉対策は忘れないようにしてください。
※花粉の飛散開始日:1月以降、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日連続して観測した最初の日。
今年の傾向は?
気になる今シーズンの花粉飛散量ですが、日本気象協会が1月16日に発表した、2025年 春の花粉飛散予測によると、2025年春の花粉飛散量は、前シーズン(2024年)と比べると、九州から近畿では非常に多く、北陸・関東甲信と東北南部も多い傾向です。東海は前シーズン並み、東北北部と北海道は少ないでしょう。九州から近畿などでは前シーズン(2024年)と比べると、飛散量が大幅に増加する見込みです。
例年(過去10年の平均)に比べると、九州から北海道にかけてのほとんどの地域で多く、四国・近畿は非常に多い所もあるでしょう。東北北部は例年より少ない見込みです。
花粉のピークは?
スギ花粉が非常に多く飛ぶピークの時期は、福岡・高松・東京で2月下旬からの見込みです。3月上旬から中旬には、広島、大阪、名古屋、金沢、仙台など広い範囲でピークとなるでしょう。各地とも、おおむね例年並みの時期で、ピークの期間は10日から1か月ほど続く見込みです。また、ヒノキの花粉のピークはおおむね3月下旬から4月上旬になるでしょう。3月の気温が高めに推移することから、ヒノキのピークは例年より早い予想で、期間は5日から2週間ほど続く見込みです。仙台はヒノキの飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れないでしょう。
強い風が吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1平方センチメートルあたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。