4匹並んで「こんにちは」家の中をのぞく親子猫→初めての保護に反響「親子一緒で嬉しい」「この家の人なら助けてくれる」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「最近、家の庭にかわいい訪問者が来るようになりました」

自宅の庭に親子猫たちがやって来たことを、保護主の「Kawa Nori」さん(@kwnr0601)がSNSに報告。保護するまでの経緯をInstagramやYouTubeなどで紹介する動画には、「本当に嬉しい動画」と感激のコメントが寄せられるなど話題を集めました。

「うちの庭にも数日前からまだ若い迷い猫ちゃんが来ています。保護するべきか迷っていたのですが、保護します!」
「お母さん猫ちゃんは、保護されず避妊手術して返されるパターンが多いですが、親子一緒に保護して頂き本当に嬉しいです」
「母猫もオチビさんたちも、これからは暑さや寒さ、食べることへの心配がなくなり本当に良かったです」
「心優しい方に出会えて猫ちゃん達も幸せですね」
「この家の人なら助けてくれるのが分かったのかもしれないなぁーと思いました 冬を越すのは野良ちゃんにとって命がけですもんね。幸せに長生きしてください」

多くの人たちの心を癒した親子猫たち。いったい何匹の猫がやって来て、保護されたのか? 保護主の「Kawa Nori」さんに聞きました。

保護主の自宅庭が親子猫の通り道…おやつをあげるように

――親子猫ちゃんたちがお庭にやって来るようになったとか。

「わが家の庭が猫の親子の通り道だったこともあり、昨年7月くらいから月に4、5回ほど見かけていました。最初はお母さんと2、3匹の子猫でした。その後、子猫はその都度違う子がやって来て。ある日、何も考えずおやつをあげてしまい、そこからは毎日来るようになったんです」

――そのうちご飯もあげるようになった?

「はい。キャットフードを購入しあげ始めました。朝6時30分と夕方5時にご飯をあげていました。既にこの時に地域猫として町内で育てようと構想しており、動き出していました」

――一度保護しようとされて、うまくいかなかったこともあるそうですね。

「保護がうまくいかなかったのは『三葉』という子猫のみでした。時期は、10月初旬頃のこと。三葉はとても警戒心が強く、とても賢く絶対に捕獲器には近寄らないので捕獲できず困っていました。唯一キャリーケースを改造して1度だけ捕獲しかけたのですが、結局隙を見て逃げられてしまいました」

警戒心が強い子猫を捕獲するには?

――どうやって三葉ちゃんを保護した?

「三葉の捕獲に関しては、昨年10月末に『ねこから目線』さんという保護猫活動のお手伝いをしてくれる方にアドバイスをいただきました。家の中へ入ってくるようになるまで慣れさせて、家の中で三葉を保護。この時『ねこから目線』さんの協力のもと、捕獲ができたんです。三葉はそれほど警戒心が強い子猫でした。それ以外のお母さん猫と5匹の子猫は捕獲器で約2週間かけて捕獲しました」

――最終的に何匹の猫ちゃんたちを保護されたのでしょうか。

「お母さん猫と子猫6匹、計7匹です。このうち母猫の鈴(すず)ちゃん(推定1歳9カ月)をはじめ、琥珀(こはく)くん(雄・推定9カ月)、三葉(みつば)ちゃん(雌・推定9カ月)、雅(みやび)ちゃん(雌・推定9カ月)の4匹は我が家でお迎えしました。里親さんのおうちにお迎えしたのは、大福(だいふく)ちゃん(雌、推定1歳3カ月)、きなこくん(雄、推定9カ月)、朧(おぼろ)ちゃん(雌・推定9カ月)の3匹です」

――今回猫ちゃんを保護したのは初めてだとか。

「はい。もともとは猫たちを地域猫として町内でお迎えする予定だったのですが、やはり反対意見があり、うまくいきませんでした。それにより我が家で7匹すべて迎えようと決心し、家族全員保護することに。幸い3匹の里親が見つかり、猫たちは無事に住む家が見つかりました。猫を飼ったこともない素人が猫を保護するのにはかなり悩みましたが、結果的に町内の反対意見が私の保護猫への原動力となりました。今は猫たちと幸せな毎日を過ごしており、正しいことをしたと実感しております。

現在は迎え入れた4匹のうち、琥珀という男の子と三葉という女の子は完全に慣れてくれました。雅という女の子はもう少しで慣れてくれそうです。お母さんの鈴ちゃんはやはり野良猫生活が長いので、未だ慣れてくれず家庭内野良化が進んでいます。ゆっくり時間を掛けて慣れてもらおうと思います」

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