2024年から2025年にかけての年末年始は、この時期らしい寒さになるでしょう。天気が周期的に変化し、強い寒気の流入は持続しない見込みですが、低気圧が発達しながら日本海を通過し、日本海側を中心に荒れる日もありそうです。
2024年から2025年 年末年始の天気予報
日本気象協会は、2024年から2025年にかけての年末年始の天気予報を発表しました。
日本気象協会の独自の予測では、12月中旬は平年よりやや強い寒気が日本付近に流れ込むと予想されていますが、12月下旬から年始にかけては、西高東低の冬型の気圧配置が繰り返される予想ではあるものの、現時点では強い寒気が長期間に渡って居座ることはなさそうです。2024年から2025年にかけての年末年始は、この時期らしい寒さにはなりつつも、極端に厳しい冷え込みにはならないでしょう。
冬型の気圧配置が繰り返されるため、日本海側の地域では雲が広がりやすく、雨や雪が降る日もありそうです。低気圧が発達しながら通過して、一時的に荒れた天気になる可能性もありますので、最新の天気予報を確認するようにしてください。
年末年始の移動で車を使用する方は、道路状況を必ず確認し、雪道を運転する時は冬用タイヤを必ず着用するようにしてください。
太平洋側の地域では、晴れる日が多くなるでしょう。空気が乾燥しますので、火の取り扱いに注意が必要です。
年末年始は、帰省などで家を離れる時間が多くなるかと思いますが、お出かけ前には必ず火の元の確認を行うようにしましょう。お肌やノドの乾燥対策も、心がけてください。
ノーマルタイヤの危険性
年末年始に車で遠出をする際は、道路状況を必ず確認するようにしてください。
雪道をノーマルタイヤで走行すると、タイヤが低温で固くなって吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。このため「滑る」「止まらない」「曲がらない」と、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、スリップ事故や渋滞の原因につながってしまいます。
雪道を時速40kmで走った場合、ブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤでは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。
雪道でのノーマルタイヤは、とても危険ですので、冬用タイヤやチェーンを必ず装着するようにしてください。雪や雨が降ったあとの路面は凍結していることもあります。一見、路面に雪がないように見えても車の運転には十分な注意が必要です。