【漫画】「どけたら負け」絶対に譲らない猫さんに爆笑「世界が自分のためにどけてくれる」

太田 浩子 太田 浩子

 どいて欲しいと思っても、絶対にどかない猫の漫画が話題になっています。漫画を描いたのは、漫画『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』の作者「松本ひで吉(@hidekiccan)」さんです。

 松本さんは、現在、旦那さんと息子くんの「ぱるたん」、旦那さんが実家から連れてきた猫の「ガーラさん」、松本さんが連れてきたヒョウモントカゲモドキの「トカゲちゃん」と暮らしています。ガーラさんは、陽気でおしゃべり、家族の中心だと思っている女子な猫さんです。

 ある日、松本さんが床用ワイパーで掃除をしていたところ、寝ていたガーラさんにぶつかりました。掃除をしたいので、ガーラさんがどいてくれるのを待ちますが、ガーラさんは動きません。

「このひと…どけたら負けって思ってる?」と旦那さんに聞いてみると、「思っている」と即答。

 別の日、お掃除ロボットがガーラさんにぶつかります。しかし、ガーラさんはどきません。

 さらに別の日には、漫画を描く松本さんの液晶タブレットの上に陣取ります。描きにくいのでどいて欲しいのですが、どいたら負けだと思っているガーラさんは絶対にどきません。

 ガーラさんが「世界が自分のためにどけてくれると思ってる!」ことに唇をかむ松本さん。

と、そこへ車のおもちゃを走らせていたぱるたんが、ガーラさんを避けることなく、体の上に車を走らせました。もちろんガーラさんはお怒りです。

 しかし、どいて負けるのは絶対に嫌です。すると「ふんまんやるかたない」気持ちからすごい顔になってしまうガーラさん。

 そのあと松本さんが「ごめんねー」と、ぱるたんを抱っこしてどけると、ガーラさんは「たのむわよ」という感じでいつもの表情に戻りました。なかなかぱるたんとガーラさんが仲良し!とはならない状態でしたが、最近、ぱるたんも優しく撫でることができるようになってちょっと仲良し…に、なったことも描かれています。

 この漫画に、リプ欄には「ガーラさんの葛藤からのたのむわよーで笑いました」と笑ってしまう人が続出。それと同時に、「どけたらって方言ですか?」「ふんまんやるかたないとは?」という疑問もずらりとならびました。

「ふんまんやるかたない」とは、腹立ちや憤りを募らせて、解消できない、我慢できないこと。また「どけて」と「どいて」を同じ意味で使う地域もあるようです。

 松本さんにお話を聞きました。

──周りに気を使うガーラさんですが、気を使ってどいてあげることはないのですね。

 これもやっぱりガーラさんなりのルールなのでしょうか。 すごく気は使っているのですが、自分が譲る、ということは決してありません。そのあたりの線引きがさすがだなぁと思います。

──ぱるたんとガーラさんの距離が縮まっているのですね。ガーラさんはぱるたんをかんじゃいけないと思っている感じなのでしょうか。

 かみます(笑)。しかも気に入らないときは前を横切っただけでかみます。もちろん歯を立てることはないので大丈夫ですが、いまぱるたんは猫の理不尽さを学んでいっています。

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