約1500万人の登録者がいる21歳の人気ユーチューバーJack Doherty(ジャック・ドハーティー)の投稿動画が物議を醸している。高級車を運転しながら生配信している最中に事故を起こし、車を大破させたのだ。事故直前にはスマホを見ながら片手で運転する様子が映っていた。
ジャックはアメリカ人で、スーパーの店内アナウンスのマイクで歌を歌ったり、警官の前でスピード違反をしたりといったいわゆる「炎上系」の動画を投稿している。動画の総再生回数が約59億回に上るトップユーチューバーだ。
今月5日、ジャックは愛車マクラーレン570Sを運転中に事故を起こした。激しい雨が降る中、マイアミの高速道路を運転するジャックを助手席の同乗者が撮影し、ライブ配信プラットフォームで中継していた。ジャックが手元のスマートフォンを見て片手運転をした数秒後、車がスリップしてハンドルが効かなくなりガードレールに激突したとみられる。配信では「Oh No!」と叫ぶ声や、大きな衝突音も入っていた。
事故直後も動画を回し続けたジャックは、無惨に大破したマクラーレンを前に「嘘だろ、俺の車が…」と言葉を失っている様子だった。過去の動画によると、車の価格は20万ドル(約3000万円)以上だという。
自身のユーチューブチャンネルでは、この事故後に車がレッカー移動される様子などを公開しており、80万回以上再生されている。コメント欄では「雨の中でスマホを見ながらスピードを出すなんて」「危険すぎる」「他の人を巻き込んだらどうするのか」「頭から血を流している友人(撮影者)より車のことばかり気にしている…」など、批判が相次いだ。米メディアの報道によると、ジャックは事故時に使用していた配信プラットフォームから追放されたという。