「怖いか。5時間かけて初めて作ったこのパンが」 衝撃的な仕上がりに脳がバグる人続出…なぜこうなった?

梨木 香奈 梨木 香奈

「できたてのパンを食べたい!」

そう思ってホームベーカリーでパンを焼いた経験がある人は少なくないでしょう。ところが、『初めて挑戦』に失敗はつきもの。あとからその原因に気づいて肩を落とすこと、筆者にも経験があります。

9月29日、X(旧Twitter)ユーザーの七川零さん(@raynanakawa)は「怖いか。5時間かけて人生で初めて作ったこのパンが」とのコメントとともに3枚の写真を投稿。そこには、フタを開いたホームベーカリーの中で混ざることなく原型をとどめた強力粉と中央においたドライイースト、卵などの材料が……。

さらに七川さんの落胆ぶりを象徴するように、中身を接写した写真も2枚も添えられています。一体、なぜこんなことに……!? 

『初めてのパン作り』…失敗した原因は!?

七川さんは「人生で初めてパン焼く。このあとツイートがなければ失敗したと思ってください」との投稿とともに、期待と不安を抱きながらホームベーカリーに食パンを焼くための材料をすべてセット、焼成を始めるまでの様子を撮影した2枚の写真を投稿しています。

そうして待つこと5時間。焼き上がりを告げるアラーム音を耳にした七川さんがホームベーカリーのフタを開くと、材料は混ざることなく残っていたのです……!

 

「えっっっっっ。どういうこと」とプチパニックに陥る七川さん。ところどころ生焼けになった材料を見つめながら、呆然と立ち尽くしました。

失敗した原因は、ホームベーカリーに“羽”を付けるのを忘れたこと。パン生地を混ぜたり伸ばしたりする役割を担う大切なパーツです。

致命的なミスを犯してしまった自分を責める七川さんは、一転、開き直ったようにでき損なったパンの写真を公開すると、7万件の“いいね”が殺到。励ましや共感する声など、さまざまなリプライが寄せられ盛り上がりを見せています。

「怖いかで始まる文章で、怖かったの初めて」

「なんやこれ一体……」
「3段階で責めてくる……腹筋崩壊、負けた」
「この投稿だけでは私の脳では理解できず……。さかのぼって確認したらまさかの完成系で朝から吹きました」
「ある! あるよ! これ!焼いた小麦粉の味がするんですよね。 よくいえば、クッキー」
「誰しも一度はあります。がんばれ」
「初めてなのにその情熱、素晴らしい! 怖がらずに自信持って!」
「新しい事に挑戦する、努力家、尊敬します!」

などの声が。また、「このあとどうなった?」とその後の展開を気にする声も寄せられました。詳しいお話を伺いました。

このままでは終わらなかった!さらに盛り上がるパン作り

ーー当時の状況は?

「撮影したのは投稿日当日です。パンを焼き始めたのは、午後2時頃、焼き上がったのは午後6時前でした。その前に材料や器具などの準備に1時間ほどかかっているため、投稿では5時間と書いています」

ーー七川さんが自宅でパンを作ってみようと思われたきっかけを教えてください。

「もともと“米派”だったのですが、今、妊娠中のため味覚が変わり、猛烈にパンが食べたくなりました。パン作りを趣味にしている友人に話したところ、早めの出産祝いとしてホームベーカリーをプレゼントしてくれたのです。友達が選んでくれたのですが、見た目もスタイリッシュで気に入っています」

ーー“ハネ”をつけ忘れたことに気づいたタイミングは?

「材料をパンケースにセットして、4時間弱ホームベーカリーを稼働させたあと、完成のアラームが鳴ったので開けました。その時点では何が起きたかわからず、説明書をもう一度熟読。すると基本の手順に『羽を取り付ける』と書いてあり、ようやく気づきました」

ーーこの光景を目にしたときの率直な感想をお聞かせください。

「部屋中に、とてもいい匂いが漂っていたのでワクワクしながらホームベーカリーのフタを開くと、ほとんど変わらないままの材料が目に飛び込んできました。何が起きたかわからず、フリーズ状態に……。衝撃を受けました。ホームベーカリーが壊れたのか、コンセントが抜けたのか、電圧が足りなかったのかなど、いろいろ考えました」

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