株式会社マイナビ(東京都千代田区)が運営する情報発信専門サイト『マイナビ進学総合研究所』は、このほど「大学認知度・イメージ調査(2024)」を発表しました。同調査によると、大学認知度ランキングは、関東・甲信越エリアが「明治大学」、関西エリアでは「近畿大学」がそれぞれ1位を獲得する結果となりました。
調査は、『マイナビ進学』会員リストより抽出した全国の2025年3月卒業予定の高校3年生1万844人のうち、大学進学希望者8537人を対象として、2024年7月にインターネットで実施されました。なお、全国47都道府県を「北海道・東北」「関東・甲信越」「東海・北陸」「関西」「中国・四国」「九州・沖縄」の6エリアに分けています。
まず、「大学認知度ランキング」を見ると、関東・甲信越エリアは早稲田大学や東京大学を抑え、「明治大学」が1位を獲得。関西エリアは「近畿大学」が3年連続1位となりました。
その他のエリアでは国立大学が上位にランクインし、北海道・東北エリアは「北海道大学」、中国・四国エリアは「岡山大学」、九州・沖縄エリアでは「九州大学」が1位を獲得しました。各エリアのTOP3は以下の通りです。
【北海道・東北エリア】
1位「北海道大学」(54.1%)、2位「東北大学」(52.8%)、「弘前大学」(48.1%)
【関東・甲信越エリア】
1位「明治大学」(80.5%)、2位「早稲田大学」(80.3%)、3位「東京大学」(79.4%)
【東海・北陸エリア】
1位「中京大学」(67.3%)、同率2位「名古屋大学」「名城大学」(いずれも65.9%)
【関西エリア】
1位「近畿大学」(78.6%)、2位「同志社大学」(78.2%)、3位「関西大学」(77.8%)
【中国・四国エリア】
1位「岡山大学」(58.9%)、2位「広島大学」(58.7%)、3位「香川大学」(49.2%)
【九州・沖縄エリア】
1位「九州大学」(68.2%)、2位「福岡大学」(68.1%)、3位「熊本大学」(61.5%)
調査結果を踏まえて同サイトは、「明治大学は、NHK連続テレビ小説『虎に翼』の主人公のモデルで、女性として初の弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子さんの出身大学としても注目を集めています。また、同大学は文理問わず多くの学部を設置しながらも国際大会で活躍する多くのスポーツ選手を輩出しており、幅広い分野で成長の場を用意していることで、受験生の認知を獲得している様子がうかがえます」と分析しています。
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続いて、「グローバルな大学イメージランキング」では、グローバル化・価値観の多様化が進む現在社会で必要不可欠や語学力、国際理解力などを習得するカリキュラムを提供している「ノートルダム清心女子大学」が中国・四国エリアで1位となり、多様な成長機会や充実した教育環境が学生に高く評価されていることがわかりました。各エリアのTOP3は以下の通りです。
【北海道・東北エリア】
1位「北海道大学」(18.1%)、2位「東北大学」(16.9%)、3位「国際教養大学」(13.4%)
【関東・甲信越エリア】
1位「上智大学」(34.4%)、2位「東京外国語大学」(29.5%)、3位「慶応義塾大学」(25.5%)
【東海・北陸エリア】
1位「南山大学」(28.3%)、2位「名古屋外国語大学」(23.8%)、3位「名古屋大学」(15.3%)
【関西エリア】
1位「関西外国語大学」(28.2%)、2位「京都大学」(23.4%)、3位「関西学院大学」(22.4%)
【中国・四国エリア】
1位「ノートルダム清心女子大学」(12.7%)、2位「岡山大学」(12.1%)、3位「広島国際大学」(10.6%)
【九州・沖縄エリア】
1位「九州大学」(20.1%)、2位「立命館アジア太平洋大学」(19.2%)、3位「福岡大学」(15.3%)