深夜、トイレの鍵が壊れて、夫が中に閉じ込められた―。青ざめてしまいそう状況を脱した方法が、SNS上で注目を集めている。駆け付けた妻がいろんな方法を試したが、ビクともしない…。窮地を救ったのは、あるゴミだった。
窮地を救ったトイレットペーパーの芯
投稿したのは、X名・きちっちさん(@black_schwan)。夫がトイレに閉じ込められたのは、8月上旬の夜中。鍵が破損し、掛け金(ラッチ)部分が動かず、鍵が開錠できなくなってしまった。幸いなことに、夫はスマホをトイレに持ち込んでいたため、家の固定電話に連絡。妻が駆け付けたという。
ドアノブの外側には、「非常解錠装置」と呼ばれる溝がある。硬貨やドライバーをはめて回せば開くことがあり、試したが、役に立たず。ドアレバーを力ずくで解体しようとしてもダメ。約20分後。妻が困り果てていると、夫が「この方法なら出られるかもしれない」と言って突然、するりと脱出してきた。「本当に驚きました」と妻は振り返る。
聞けば、脱出方法はネットで検索。伸ばしたトイレットペーパーの芯を割いて平らにし、内側からドアとドア枠の隙間に入れると、飛び出していた掛け金を引っ込められ、開錠できたという。後日、業者にトイレのドアノブを交換してもらうと、鍵が壊れた理由は、掛け金の劣化だった。
SNSに顛末を投稿すると、大反響。同じような怖い体験をした人も多数おり、「体当たりでドア自体を壊して出たこともある」「クリアファイルでもできたよ」などの声も。「一人暮らしだったら、ドアの故障で死んでしまうこともあるわけか…」とのコメントもあった。
投稿した妻によると、夫は閉じ込められた20分間がよっぽど怖かったよう。「いらなくなったトイレットペーパーの芯を捨てようとしたら、『それはいる!』と捨てさせてくれません」