酔っぱらいが電車で吐いた!「大丈夫ですか?」駆けつけた金髪タトゥーギャルが人助け「なかなか出来ない」「考え方に感動」

伊藤 大介 伊藤 大介

電車で吐いた酔客に「大丈夫ですか」と駆け寄ったギャルがいました。小麦色に焼けた金髪ロングにタトゥーが肩や腕、太ももに入った女性は駅ナカのコンビニへダッシュし、吐瀉物(としゃぶつ)を吐きだした中年男性にウェットティッシュや水とポカリスウェットを手渡しました。

なぜ見ず知らずの酔っぱらいに親切にしたのでしょう。「やらない善よりやる偽善!」とX(旧Twitter)に投稿したギャルこと「ん」(@midoridaon)さんに聞きました。

ー当時の状況を教えてください。

「午後9時半ごろ、電車の出発を待っていたら、目の前に座っていたおっちゃんがむにゃむにゃしながらゲロを吐きました。ゲロはお酒くさかったので『とりあえず水あげよ!』って思ってホームにある自動販売機に最初駆け込んだのですが、5千円札や1万円札など大きいお札しか持っていなかったのでアタフタしてました。電車の出発時間ギリギリでしたが、飲み物だけでもあげたくて、駅ナカのコンビニにダッシュしてキレイキレイのウェットティッシュ4袋とミネラルウォーターとポカリを手渡しました」

さらに「おーい!大丈夫ですか〜」「どこで降りるんですか〜起こすよ〜」と声をかけましたが、吐いた男性に反応はなく、んさんは汚れた床に除菌シートを置いて、駅員に通報しました。

んさんは過去にバスで酔って自身のカバンの中に吐いてしまった際、周りの乗客からティッシュをもらったり優しくしてもらった経験があり、「みんなに優しくしてもらってきたので私も優しい人間でありたい」「自分も何かできる事はしたかった」と人助けの理由を語っています。これまでも高齢女性の代わりにキャリーバッグを持って階段を上ったり、見ず知らずの女性に傘を手渡したりしてきました。

 一方で日焼けした肌に、自由の女神や十字架などのタトゥーが腕や脚に入ったギャルの容姿のため、警察官から職務質問を受けたり、見た目で誤解されることもあったといいますが、本人は気にしていないといいます。

「見た目で誤解を受ける事多々ありますが、私はそんな見た目の自分が好きですし、何より好きでやってるので、タトゥーも今の世の中まだまだ誤解されるのも仕方ないのを理解してるので、特に何も感じません。人助けしかり、何か良い行いをする事によって自分も幸せな気分になるので、やり続けているだけです」

んさんの人助けに対し、「あんたすげーよ!なかなか出来ない」「ガッツがすごい」「自分がおじさんだったら泣いちゃう」「考え方に感動」と賞賛の声が寄せられていました。

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