【キャッシュレス化の波】「普段、現金を持ち歩かない」人はわずか2.2%…店舗での支払いは依然「現金」多く

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今や日常の光景となったキャッシュレス決済ですが、「現金を持ち歩かない」人はどのぐらいいるのでしょうか。株式会社プラネット (東京都港区)が実施した「キャッシュレス」に関する意識調査によると、「現金を持ち歩かない」人はわずか2.2%にとどまりました。また、直近1カ月間のお店での支払い方法では、20代の7割超が「現金」と回答したそうです。

調査は、全国の男女4000人を対象として、2024年5月~6月の期間にインターネットで実施されました。

はじめに、「普段、現金をいくらくらい持ち歩いていますか」と尋ねたところ、「1万円~3万円未満」(28.9%)や「5000円~1万円未満」(23.0%)などが上位を占めたほか、「3万円以上」も11.7%であることから、合わせて6割超の人が外出時に5000円以上の現金を持ち歩いていることがわかりました。一方、「現金は持ち歩かない」という人はわずか2.2%にとどまっています。

続けて、「直近1カ月間でお店での買い物の際に利用した支払い方法」を複数回答で答えてもらったところ、「現金」(72.8%)が最も多く、次いで「クレジットカード」(64.5%)、「QRコード決済」(51.6%)が続きました。

これを年代別にみると、「現金」が最も高かったのは50代で77.1%。20代(73.7%)と40代(74.8%)も全体値を上回る一方で、最も低くかったのは70代以上(67.6%)でした。

また、「クレジットカード」では、70代以上が70.2%と「現金」を上回ったほか、「QRコード決済」では50代(59.0%)が最も多くなっています。

さらに、「店舗での買い物時に、支払い金額ごとで主にどの決済手段を使いますか」と尋ねたところ、“500円未満”の少額だと「現金」(38.7%)を使う人が多く、“500円~1000円未満” では「QRコード決済」(32.8%)、“1000円以上” では「クレジットカード」を利用する人が最も多くなりました。

年代別にみると、20代は“3000円未満”まで「現金」が優勢に。40代では“3000円未満”が「QRコード決済」が3割超、40代以上は「クレジットカード」が最多となっています。

世帯年収別では、“1000円以上”は各世帯年収帯で「クレジットカード」が首位にとなる一方で、“1000円未満”では、年収300万円台の人は「現金」、600万・900万円台の人では「QRコード決済」がトップとなったほか、“500円未満”の少額決済でも「クレジットカード」が2割近くと、世帯年収が上がるほどクレジットカードが日常的に使われている様子が見て取れました。

次に、「QRコード決済や電子マネーの1回当たりのチャージ額」を教えてもらったところ、「5001円~1万円」(19.6%)、「1001円~3000円」(15.8%)、「3001円~5000円」(13.7%)などが上位に挙がったものの、最も多かったのは「決まっていない」(30.8%)でした。

最後に、「キャッシュレスの困りごと」について聞いたところ、「使おうと思ったサービスが非対応だった」(22.1%)、「チャージ残高やポイント数が支払額に足りなかった」(21.5%)、「通信・システム障害で支払いができなかった」(16.2%)といった回答が上位となった一方で、4割超が「困ったことやトラブルの経験はない」(43.3%)と回答したそうです。

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