子どもが毎日飲む薬の外観が似ているため、飲み間違えないように工夫しているという投稿が、新しいライフハックだと話題になっています。
「『似てる薬を子どもが飲み間違えないように線書いとく』みたいな誰も知らない地味な陰の努力があと100個くらいあるよね、言えって言われたら思いつかんけど」
こんな文言とともに、薬の写真を投稿したのは「やじるし」(@arrow01525238)さんです。写真にはタブレット状の薬が3シート写っていますが、ぱっと見はすべて同じ薬です。ところがよく見るとシート部分の型押しの柄が異なり、2種類の薬だということがわかります。あまりにそっくりな見た目に「え…コレ違う薬なんです…?よく見たら模様違うのか いやコレ私が間違う自信しかない」と驚きの声が上がりました。
そんな似た薬を飲み間違えないように やじるしさんがした工夫は、片方の薬の真ん中に1本、サインペンで線を引くという方法です。
「これすごいライフハックやん! 色つければいいんや😳」
「なるほどな。私、老眼になってから 似た薬を間違えて飲んだことが数回あるから 参考になる。💦」
「このラインの引き方新しいなあーと思いました。」
などとコメントが寄せられ、文字を読んだりしなくても一目で違いがわかる良い方法で誰でも間違えが防止できると絶賛されています。
線を引いていない方の薬は長期にわたり飲む必要があるアレルゲン免疫療法の治療薬で、ASD・ADHDの特性がある小学5年生の娘さんが2年前から飲んでいます。この薬と似た薬を、小学3年生の息子さんが内服するようになったため、間違えないように1年前から思いついてラインを引くようになったそう。薬は乾燥剤と一緒に保管していると言うやじるしさんにお話を聞きました。
──ラインを引くだけで、簡単に見分けられる方法は、子どもだけでなく大人も採用したいやり方だと思いました。
普段何気なくやっていることだったので、ナイスアイデアと言っていただけてびっくりしました、嬉しかったです!
──娘さんは、この方法で自分の薬をちゃんと飲めているのですね。見間違えを防止するほかに、こうだったらいいなと思うことはありますか?
シダキュアは長期内服の治療薬です。娘はADHDの特性が強く、散らかしたり忘れ物をしたりするので、毎日飲み続けることがかなり困難です。そこを工夫して頑張って飲み続けているので、薬を出すときにめくるシートの裏にはなまるとかがんばったねとか書いてあるとモチベーションがあがるかもしれないなとは思います。
──病院や薬局でシールや飴をくれたりするように、ちょっと嬉しいことがあると違いますよね。コメントを見ると、カレンダーに薬を貼るなどみなさんさまざまに工夫されていました。
各ご家庭で、皆様のお子様に合った方法を考えられていて、みんながんばっているな、私も頑張ろうという気持ちになりました! この方法で少しでも皆さんの負担が減らせるのであれば広がって欲しいなと思いました。
■やじるしさんのX https://x.com/arrow01525238