「もう激痛に耐えなくてもいいよ」闘病を経て3本足に…愛猫から学んだ“生きようとする強さ”

古川 諭香 古川 諭香

「遊びたい」「走りたい」が止まらないどんちゃんを見て家族は嬉しさを噛みしめると同時に、必要な配慮を行うように。転ばないよう、肉球の間に生えている毛を剃るバリカンを買い、部屋にはカーペットを敷いた。

温かい配慮を受けたどんちゃんは3本足だということを忘れるほど早く走り、高い場所へも上がれるようになったそう。

「ただ、残った左前足1本にダメージが集中しないように、下りる時は慌てて回収しています」

もともと身体能力が高く、美しいジャンプを繰り広げていたという、どんちゃん。家族は回復に伴い、以前のような華麗なジャンプ姿が見られる日をのんびり待っている。

病気発見から、8カ月以上が経った今、どんちゃんは自分に残されたものを大切にしながら、ニャン生を謳歌。以前のような無邪気さも取り戻し、おうちでは一番の仲良しである末娘さんに喧嘩を仕掛けることも。

「娘もおちょくるんですが、娘の部屋から『助けてー!』という声がすることがあります。私が『こらっ!』と言うと、どんちゃんは何事もなかったフリをして、かわいい声で鳴きます(笑)」

末娘にとっては相棒。息子には、動物と触れ合う楽しみを教えてくれた。そして、私にとっては、間違いなく4番目の子ども。そう話す飼い主さんは、どんちゃんから生きようとする強さを学んだ。

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