本州も梅雨入りへ 今夜~火曜にかけて災害級の大雨の恐れ 金曜以降も大雨に警戒

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今年は梅雨入りが遅れていましたが、本州付近も続々と梅雨入りとなりそうです。今夜から18日(火)にかけて九州から関東甲信は大雨となるでしょう。九州南部や四国では線状降水帯発生の恐れ。大雨災害に警戒が必要です。21日(金)以降も梅雨前線が西日本から東日本の南岸に停滞し、西日本を中心に大雨になる恐れがあります。

17日(月)夜~18日(火) 災害級の大雨の恐れ 線状降水帯発生か

17日(月)から18日(火)にかけて梅雨前線上の低気圧が西日本から東日本の太平洋側を東北東へ進むでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になる予想です。

沖縄や奄美、九州から近畿は17日(月)夜から18日(火)午前中にかけて、東海や関東甲信は18日(火)は、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、警報級の大雨となる恐れがあります。太平洋側を中心に活発な雨雲がかかり、総雨量が300ミリに達し、6月ひと月の雨量に匹敵するような雨量となる恐れがあります。

特に九州南部では17日(月)夜から18日(火)午前中にかけて、四国地方で18日(火)午前中は、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増える恐れがあります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

21日(金)以降も西日本を中心に大雨の恐れ

21日(金)~22日(土)も梅雨前線が西日本から東日本に延び、前線上の低気圧が東へ進むでしょう。九州から東北は広く雨が降りそうです。特に、九州から近畿を中心に活発な雨雲がかかり、大雨となる恐れがあります。

23日(日)以降も梅雨前線は西日本付近から東日本の南岸付近に停滞するでしょう。九州から近畿を中心に断続的に活発な雨雲がかかり、さらに雨量が増える見込みです。

本州も続々と梅雨入りへ

17日(月)、気象庁は九州北部(山口県を含む)が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。

18日(火)に、中国地方から関東甲信地方でも防災上の注意喚起を含め、気象庁は梅雨入りを発表する可能性があります。ただ、19日(水)は再び広く晴れ間が戻るため、梅雨入りは今週末になる可能性もあります。

いずれにせよ、大雨シーズンに入りました。大雨災害に警戒が必要です。大雨に備えて、ハザードマップや非常持ち出し袋の確認をしましょう。

線状降水帯発生予測がでたら

半日程度先に「線状降水帯」による豪雨の可能性があると呼びかける情報を気象庁が発表した場合は、発表対象となった府県のどこかで、猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。以下のような行動をとるようにしてください。

①いつもより大雨災害が起きる可能性が高い状況だということを認識し、テレビやスマートフォンなどで気象情報をこまめに見るようにしてください。
②川の近くや土砂災害の危険のある地域にいる人は、避難する可能性があると考え、自治体から発表される避難情報に注意しましょう。この段階で、飲食品、貴重品、着替えなど避難所に持って行くものを再確認し、必要になればすぐに避難できる準備を整えてください。暗くなってからの避難は危険です。気象情報や避難情報をこまめに確認しつつ、明るいうちの避難を心がけましょう。
③避難先は、自治体の指定する避難所のほかに、安全な親戚・知人の家やホテル・旅館など複数の候補を考えておくと良いでしょう。

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