茨城県のある店に買い物で訪れた女性。店の駐車場の片隅に、うずくまっていた猫を見つけました。小さな体はベタベタ。そして鼻もすすっています。
女性はその猫を放っておくことはできず、保護することに決め、その場でキャリーを購入。「おいで」と声をかけると、猫はヨタヨタしながらもすんなりキャリーの中に入ってくれました。
ひどい猫風邪を患い何度吹いても鼻水が吹き出す
その後、女性は東京の動物病院・たんたんペットクリニックにこの猫を連れて行きました。同院で診てもらうとひどい猫風邪を患っており、何度拭いても鼻水が吹き出てくる状態。同院では点滴や注射など、さまざまな処置を施しました。小さな命を救ってくれた女性にお礼を言い、同院で経過観察と合わせて保護することにしました。
つけてあげた名前は「ラキくん」。茨城県から来たことでこの名前になりました。
健気な性格の一方オッチョコチョイな一面も
よほどお腹を空かせていたのかキャットフードをお皿に乗せてあげると、ラキくんはバクバク。まだ健康体ではないことから下痢止めの薬も添えてあげていますが、ラキくんは嫌がることなく一緒にバクバク口にしてくれました。
保護から数日、日を重ねるごとに動きが機敏になってきたラキくんは、人間を前に「ゴロニャーン」と甘える素ぶりを度々見せてくれるようにもなりました。
その様子は「助けてくれてありがとうね」と言っているようにも映り、ラキくんの健気な性格も感じさせました。
一方、人間に甘えようと向かっていこうとしたところでケージに頭をゴツンとぶつけてしまうようなオッチョコチョイな面もあり、その様子もまた周囲の人たちを和ませてもくれます。ラキくんは同院を訪ねてくる人たちの間でも一躍人気者になりました。
ラキくんにラッキーな出会いがありますように
後にベタベタだった体もきれいにしてあげ、スッキリしたのかうれしそうな表情を浮かべてくれるようにもなりました。
現状のラキくんはまだ完全な健康体ではなく経過観察中ですが、健康を取り戻し、いっぱい食べていっぱい太ってくれたところで去勢手術を実施する予定。
そして、譲渡会に参加させるなどし、里親希望者さんとお見合いしてもらい不安のない猫生へと繋げたいと同院では考えているとのこと。茨城から来たラキくんに、今度は「ラッキー」な出会いがあると良いなぁと思いました。
たんたんペットクリニック
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