「親」という字は木の上に立って見ると書くが、それくらい親は子供のことが気がかりなもの。将来どんな仕事につくのか、非行に走らないかなどさまざまな心配があるが、「チー牛化しないでほしい」というのもその一つだろう。
今、SNS上で大きな注目を集めているのは
「息子をチー牛にさせないために、のアイディアで『アニメやゲームを禁止する』とか『運動部に入部させる』みたいな裏目に出るのが怖いのがある中で『中学生から美容院に行かせる』はアリな気がした、ワンチャン周りの態度が変わって、成功体験になって身だしなみに気をつけるようになるかもしれないし」
という投稿。
子供が陰キャなダサいオタクになるのを避けるため、世の親はさまざまな対策を練っているようだが、あまり強圧的になって子供に負担を与えるのも逆効果。その点、早いうちから美容院で散髪する習慣をつけさせ、自然におしゃれ感覚を身に付けてもらうというのは親として理想的な導き方だろう。
今回の投稿に対しSNSユーザー達からは
「美容院に親が行かせるの、『自分を輝かせることに手を尽くしてもいいんだよ、それは揶揄われるようなことじゃないよ』って優しく示すのによさそう 外見をなんとかしろって追い詰めるのはよくないけど、『服を自分で買う』『美容院に行く』などのタイミングで養われた人軒並みしんどそうなのよね」
「残念ながら今チー牛呼ばわりされてる人間の殆どは『ママが息子を勝ち組にしようとした努力の結果』なんだよな。因みに『勉強よりお洒落社交運動!』はGTO見れば分かる通り1990年代のトレンドだったけど、その結果が『労働意欲ない負け組=ゆとり』の発生で、その反動がドラゴン桜。歴史は必ず繰り返す」
「そうして育った人間ですが、見事にチー牛です........」
など数々の驚きの声が寄せられている。
投稿者さんに聞いた
投稿したシステムエンジニアの三紙さん(@akamine_jin)にお話を聞いた。
ーー親が子供にゲーム禁止や部活を強要する傾向について。
三紙:まずゲーム禁止による弊害ですが、友人との交流の機会が少なくなる恐れがあることですね。今のゲームは「協力」や「対戦」に主眼を置いた作品が流行していることから、子供にとってコミュニケーションツールの一つなっているため、子供のグループからの孤立を招いてしまうのではと考えた次第です。
次に部活、特に運動部に入ることを強要する弊害ですが、途中で辞めた場合にいじめや仲間はずれに遭う、万年ベンチの場合だと劣等感ばかりを募らせてしまう等のリスクがあります。考え過ぎと思われるかもしれませんが、もし運動部に渋々入ったというモチベーションであれば十分考えられるシナリオなのではないかと考えます。
ーー中学から美容院に通うメリットは。
三紙:やはり身なりを整える習慣を日常に組み入れることです。一度プロに任せて外見のポテンシャル引き出してもらうという機会を与え、それが成功体験になれば身なりを整えるということが自然にできるようになるでしょう。また長い目で見れば交友関係にも良い影響が生まれるかもしれません。
ーー反響への感想を。
三紙:正直驚いています。動画サイトの「息子をチー牛にさせないための対策」というテーマに惹かれ興味本位で見ていて、率直な感想を仲間内に共有したつもりでした。それがここまで拡散されるとは…という心境です。また文面が誤解させたのか、私を「絶賛子育て中の母親」と勘違いした方からのコメントが非常に多く、そこにも驚きました。何故なら私は婚活中の独身男性だからです。
◇ ◇
「それこそ美容院に行ったり、いつもと違う髪型にしてみよう!」と三紙さん。今後の婚活の成功をお祈りしたい。
ともあれこれからの時代、子供に早いうちから身だしなみの感覚を持たせることは重要。年頃のお子さんのいる方はぜひ参考にしていただきたい。
三紙さん関連情報
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