人前で字を書くという恐怖。結婚式の会場受付で名前を自筆するあれ、そう芳名帳です。受付の人がじーっと手元を見ているという妄想にかられ、できることなら誰かに代筆してもらいたいとあらぬことを考え、焦りと緊張から普段以上に汚い字を書き残してしまった自分を呪い、落ち込みます。
下手な字に悩むユーザーの胸の内を、Xユーザーの右腕に白鳥を飼う男(@i_am_not_chigyu)さんが1枚のメッセージ画像で見事にくみ取ってくれました。「大人になったら大人の字書けるようになると思ってた。」というあるある過ぎるメッセージは17万のいいねを集めました。
「大人になれば書けるよ。まだ大人になってないだけさ」「確かに上手い人はいつの間にあんなに上手くなるんだろう…と思います」「高校生の時点で諦めました!」「それは僕も思ってました」の共感の波が押し寄せている投稿者に聞きました。
「現在31歳です!」
ーー失礼ですが、「大人」になってずいぶん経つのですか。
「現在31歳です!大人になれているかは微妙です」
ーー別の投稿では「まじで小4のまま止まってんだけど」と自虐されていましたが、この手書きメッセージは。
「はい、自分で書いた字です!自分の字は子どもっぽくて好きじゃなかったです」
ーーこれまでずいぶんお辛い目に遭って…。
「人前で字書くのはやはり恥ずかしいですね。小学生の時の字のまんまなので。うちは兄貴のほうが確実に字が汚いのに「お前の字よりは絶対きれい」って言われて納得いかなかったことがあります。また学生時代に親友に「お前の字、生理的に受け付けないわ」って言われたことはことは覚えてますね」
あえてご自身の字をさらすという勇気あるスタイルを選んだ投稿者さん。メッセージの字は読みやすく、丸みを帯びた字はかわいらしく、「ら」「よ」に個性を感じます。「十分上手いと思う」「じゅうぶんきれいよ」というコメントもあり、右腕に白鳥を飼う男さんは「リプライと引用ツイートで褒めてくださる方もいて自分の字がちょっと好きになりました!」と話しています。