分娩台で「別のものが出ます!」→赤ちゃんだと思ったら本当に“別のもの”が出た 産婦人科医「よくあること。気にしないで」

渡辺 陽 渡辺 陽

出産する時、産婦さんは陣痛のタイミングに合わせていきんで出産します。無さん(@muri112233)は、分娩台の上で頑張っていたのですが、赤ちゃんとは違う“何か”が出てくるのを感じたそうです。それは…。

何が起こったのか、無さんはXにこうポストしました。

「分娩台で『うんち!うんち出ます!うんち!』と叫んだら、『大丈夫!それは赤ちゃんです!』と言われ、思い切りいきんだら普通にうんちだった。2回出た」

無さんに詳しい話を伺いました。

ーー自然分娩だったのですか。

「初産で自然分娩です」

ーー便意を感じた時は焦りましたか。

「予定日を過ぎても産まれず、促進剤を使うもなかなか産まれず、数日続く陣痛はこの世の地獄のようでした。分娩室に入れたことが嬉しく、うんちとかどうでも良かったです!立ち会い出産で、夫が隣にいたのでそこは少し恥ずかしかったです」

ーー「大丈夫!」と言ってもらえて良かったですね。

「先生が言ってくれたと思います。お産が進まなくなるので、先生がそう言ってくれたんだと思います。うんちだろうなと思いましたが、やっぱりうんちでした」

ーー赤ちゃんの出産と排便する感覚は似ているのでしょうか。

「便を出す時と似てると思います」

ーー排便したらスッキリしましたか。

「うんちが出てもスッキリしませんでした。その後は無事元気で大きな赤ちゃんが産まれました」

無さんの投稿を見た産婦人科医の方からは、

「とても良くあります。淡々と処理して終わりです。普通のことです。全く気にしてません。本人は気にしてるだろうな、というところを気にしています」という心強いコメントがありました。

日本産科麻酔学会によると、陣痛の始まったばかりの頃の痛みは比較的軽く、「生理痛のような痛み」または「お腹をくだしているときのような痛み」と感じる妊婦さんが多いそうです。次第に痛みは強くなり、おへその下から腰全体、そして外陰部にかけてとても強く痛むようになり、 このときの痛みを「腰がくだかれそう」と表現する産婦さんもいると。便意を感じたり、実際に排便したりしてもそんなことに構っていられません。恥ずかしいと思わずに、無さんのようにいきんで出してしまってくださいね。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース