「日本人かわいそすぎない?」海外在住者のチップ文化に対する声、さまざまな意見集まる「同じこと思ってる」「払ってるのたまに見る」

門倉 早希 門倉 早希

「海外行ったらチップ忘れないでってツイートよく見るけど、逆に日本に来た外国人はどこより素晴らしいサービス受けてるのに『チップ払わないで良い文化だから払わない〜』ってなるの、日本人かわいそすぎない??」

海外在住日本人のチップ文化にまつわるポストが、X(旧Twitter)で大きな注目を集めています。投稿者の「Fudgeの飼い主」(@Fudge_AL111)さんは昨年移住し、現在はドイツに住んでいる方です。冒頭の内容をXにポストしたところ6.7万ものいいねがつき、多くのコメントが投稿されています。

Xで寄せられた意見は、「チップ文化のある国から来た観光客の人は払ってるのたまに見るし、もらったことある」「これ同じことずっと思ってる」「日本でも心付けっていう文化はあるよね」「でも日本人もチップ要らない国なら払ってないと思う」などさまざま。投稿者の「Fudgeの飼い主」さん(以下、投稿者)に話を聞きました。

きっかけはSNSのあるポスト

長期連休に差しかかったタイミングで、SNSで海外在住日本人のあるポストを見たという投稿者さん。その人が住む国のチップ文化や支払い方を紹介するポストであり、投稿者さんはふと、「日本のサービスも味も本当に素晴らしいのに、誰もチップ渡さないよなぁ」と感じたことをきっかけに冒頭のポストをしました。

ドイツでは労働者の最低賃金が保証されているため、サービスの質や状況によりチップを支払う必要がないときもあるそうですが、日本人旅行者向けに書かれた記事には「チップを忘れないで」という喚起が多く見られます。その一方で「海外では『日本はチップを渡すと逆に失礼にあたる』という記事が出回ってたりする」と投稿者さん。サービスや商品の質は非常に高いにもかかわらず、「文化」が無いから支払うことは失礼とされることに疑問を持ったといいます。

ドイツのチップ文化は?

投稿者さんが住むドイツでのチップ文化の実情について尋ねると、飲食店であればセルフサービス以外のお店は基本的に支払うことが多く、ほかにも美容室、タクシー、引っ越し業者といったサービス業の人にも支払うそう。

「セルフサービスではなく相手が動いた(キッチンからテーブルに持ってきた)お礼に、みたいな感じで、日本的な感覚だと『それは賃金に入ってるんじゃないの?』という感じです(笑)」

義務ではないので具体的な割合や金額は決まっていないものの、「カフェだと€4.6のコーヒーなら切り上げて€5払うとか、晩ご飯のレストランなら10%プラスしてキリのいい数字にすることが多いです(総額が€67なら€74か75支払う)。いわゆるファミレスみたいなレベルの店でも払います。その代わりサービス料はありません」と投稿者さん。

なお「欧州のサービスレベルは素晴らしくはないです。在外邦人はよくツイートされてますが、サービス砂漠です。日本の丁寧さと比べると全て劣ります。値段はインフレもあり、色々と高いです」とその実情を語ります。

海外に住んで思うチップ文化

日本でも旅館や高級店などで「心づけ」という言葉はあるものの、基本的にチップ文化は導入されていません。投稿者さんはそれについて、「カフェや回転寿司、ファミレス、街の美味しい洋食レベルだとサービス料はないですよね。でも味もサービスもドイツと比べると格ッッ段に高いので、それに対して1円も払われないのはなんだかな、と思います」と思いを吐露。

さらに、「特に日本人の店員さんは外国人が来た時にも面倒くさがらず頑張って英語や他の言語で接客しようとするサービス精神旺盛な真面目な方ばかりだと思うので、そういう方には何かしら金銭的なリターンがあって欲しいと感じます」と願いを込めます。

そのうえで、もし日本にもチップ文化が導入されるならば、「あくまで善意ベースで、払わなくても誰も何も言わないジャッジしないことが前提かと思います。私の意図としては『円安の今、日本に来て素敵なサービス受けてるならいつも自国で払ってるチップ、日本でも気前よく払ってよね!(笑)』くらいの気持ちなので(笑)」

◇ ◇

ポストには多くの反応があり、驚きを隠せない投稿者さん。「色んな意見があって面白かったです。チップをくれた外国人観光客に対して店長が断ってムカついたってリプライもよくあったので、それは受け取ったら良いやん、と思いました。アメリカの話と混同してる方も多かったですが、アメリカ=海外=全部同じって思われやすいんだなぁと思いました」とコメントしています。

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