明治のキャンディー「チェルシー」が3月末で販売終了になるのを受け、全国の小売店などでは売り切れが続出しています。そんな中、黒地に花柄の印象的なパッケージデザインにも再び注目が集まっています。
明治、パッケージデザインに6つの条件
明治のホームページによると、チェルシーは1971(昭和46)年発売。パッケージデザインを考案するにあたり、「今までにない特長」を求めて6つの条件を設けたそうです。それはスカッチキャンディーという新しいジャンルにふさわしい斬新さ、英国らしさ、高級感、飽きない、店頭で目立つ、テレビ映りがいいーーというもの。デザインは「第一線で活躍するデザイナー数名」に依頼。最終的に3つの案に絞った中から、「黒色と花柄がとてもよい」という理由で現在の柄に決定しました。
ユザワヤ「デザインが良すぎる ずっと忘れないよ」
このデザインは今、意外な場所でも人気です。
チェルシーのパッケージそっくりの缶に入った裁縫セット「チェルシーソーイングセット缶型 SS-1806」(メーカーKOKKA、税込み2640円)。
取り扱い店舗の一つ、手芸用品専門店「ユザワヤ」の公式X(@yuzawaya_hobby)が「わたし達のチェルシーよ永遠に チェルシーデザインのミニ缶入りソーイングセットです デザインが良すぎる ずっと忘れないよ」と写真入りで紹介すると、投稿のインプレッション数は61万回を超えるほどの注目度の高さに。同社担当者によると、同社のオンラインショップの在庫は品切れし、全国にある実店舗の店頭在庫がなくなり次第、販売終了になるといいます。
ネットユーザーからは「チェルシーの思い出に購入したい」「このデザインが消えてしまうのは本当にもったいない」「これ持ってますがあまりにかわいくて使えないです」などの声が寄せられています。
同商品のセット内容は自動巻きメジャー(1m)、ニードルセット(まち針6本、ワンタッチ針4本)、ピンクッション、はさみ、ポリエステルスパン糸6色。サイズは120×77×37mm。