手続きや支払いなど、さまざまな場面で「スマホ」が必須となる現在。そんななか、個人情報が詰まった「スマホ」を公園に放置したまま、どこかに遊びに行ってしまった小学生がいた、というポストがX(旧Twitter)で話題になりました。
「小学校高学年の危機管理能力なんてこんなもの」という投稿に対して、小3女児に意外な方法で「スマホをなくすと大変なことになる」と伝えた星井サキコ(@syulan2)さんの投稿に、大きな注目が集まりました。
「スマホ」を失くすと凶悪事件が起きる映画
「最近スマホが欲しい欲しいという小3娘に、何年か前に流行った『スマホを落としただけなのに』という映画を見せてみたら、スマホはしっかり管理できなきゃならないってことが伝わってすごくよかった!癖のない作りでそんなに怖くないサスペンスで、家族で観て気まずい場面もないから、高学年にはオススメ」
3万7千以上のいいねがついた投稿に続けて、星井さんは映画を観た後の娘さんの感想もXに投稿。
「娘はスマホを管理することの大切さとともに、『変質者はどこにでもいるし、一見普通の人が変質者であることもある」っていうのが印象深かったらしい。確かに、子供向けコンテンツの変質者は黒ずくめにサングラスとか、泥棒ヒゲにほっかむりに唐草模様の風呂敷とか、いかにもな(?)例ばかり」
「スマホの危険性」を意外な方法で伝えた星井さんの体験談に、多くの共感の声が寄せられました。
「これいいですね!」
「スマホを持つなら見ておきたい映画」
「家族で観ることで、スマホの適切な使用と管理についての大切なメッセージがより深く伝わってると思う!」
映画『スマホを落としただけなのに』は、スマホの紛失を機に、猟奇事件が次々と起きるサスペンス作品。連続殺人鬼や犯人役を、中高年や強面の役者ではなく、アラサーのイケメン俳優が演じているのも印象的です。
果たして、「スマホを落としただけで…大変なことになる!」と知った娘さんのスマホ問題はどうなったのか?星井さんにお話を聞きました。
「スマホ」について家族で話し合ったこととは?
ーー映画『スマホを落としただけなのに』は事前にご覧になっていたのですか?
「題名だけは知っていて、映画は観てなかったのですが、怖かったら中断すればいいと思い、家族みんなで観てみました。原作は未読なのでわからないのですが、映画はわりとソフトな作りで良かったです」
ーー血が流れる場面は大丈夫でしたか?
「娘は小1の3学期から放送されていた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が好きで、毎回のように血が出たり首が飛ぶような迫力ある場面を観ていたため、怖い場面には慣れていたようです。去年の大河『どうする家康』も1年間観ていたのですが、『今年はあんまり血が出なくていいね!』と喜んでいました。年中の息子は、映画は観ずにおもちゃで遊んでいました…」
ーー映画の後、ご家族で「スマホ」について話し合われたそうですね。
「うちの夫はうっかりした人で、いろんなものを失くすのですが、スマホだけは絶対に気をつけていて、一度も失くしていないこと、夫の会社では社用のスマホを失くして大変なことになった人がいる、スマホのパスワードに名前や誕生日を使ってはいけない、映画に出てくる犯人や犯罪者のように、一見フツーの人が実は変質者である時もある…といった話をしました。今だに子ども向けコンテンツの変質者は黒ずくめにサングラスとか、いかにもな例ばかりなので、それも印象に残ったようです」