お笑い芸人・藤井隆、タレントの井上咲楽がMCを務めるABCテレビ「新婚さんいらっしゃい!」。2月18日(日)午後0:55~午後1:25の放送は、古都・京都にある「随心院」での出張収録です。鹿児島県出身の同級生カップルが登場しますが、なんと妻は12年間ずっと片思い! 結婚するまで21回も告白に失敗していたのだそうです。思わずMC陣も激怒してしまったズルい夫との波乱万丈な恋模様は…。
京都市山科区にある随心院は、平安時代に活躍した女性歌人で世界三大美女の一人・小野小町が晩年を過ごした地とされ、実は「ラブレターの聖地」とも呼ばれています。小町は1000通ものラブレターをもらったと伝わっていて、彼女が受け取ったたくさんのラブレターを貼り付けてつくられた「文張地蔵尊」もまつられているそう。
そんな場にピッタリの新婚さんは、中学2~3年に同じクラスだったという同級生カップルです。
スタートは…授業中の手紙交換
当時、中学生のときに夫と仲良くなりたかった妻が声をかけ、授業中の手紙交換がスタート。たわいもない内容でしたが、そのうち学校では話しきれず、夜中に夫が近所の公衆電話から電話をかけてくれ、2時間話し込むことも。夫のことがだんだん好きになった妻は、一連の行動から両想いを確信し、卒業式のあとに告白します。しかしあえなくフラれてしまうのだとか。どうも夫にとって妻はなんでも話せる親友のような感じだったのだそうです。
そこから社会人になるまで、妻が夫に告白すること、なんと21回!…高校生になってもメール交換が続き、夫は妻の誕生日0時ピッタリにお花の写真を添えて「素敵な1年にしてね」などとメールを送ってきたりしたのだそう。そんな特別扱いを受けて妻が告白するも、またまた失敗。夫にとっては「特別な友達」に喜んでもらいたい一心からの行動だったそうですが、妻としてはたまったものではありません。
夫の「特別な友人に向けた行動」に翻弄される妻
番組中では、妻が翻弄された「ズルい夫のエピソード」をランキングで発表。
第3位は、「お店選びも特別だよ!」。妻が鹿児島の短大、夫が県外の専門学校に通っていた頃も、よく食事に行っていた2人。あるとき夫が予約してくれたのは、吹奏楽部だった妻に合わせた『音音』というお店。思わずスイッチの入った妻が告白するも、15回目の失恋をする羽目になったそう。
第2位は、「おそろいのストラップ」。一緒に出かけた水族館のお土産屋さんで、夫が記念に買ってくれたのは、2人のイニシャル型のストラップ。またもや「勝った!」と思った妻ですが、例のごとく告白と失恋を繰り返してしまいます。
そして衝撃の第1位は…なんと「新婚ごっこ」。
社会人になり、休日には夜9時から朝5時まで電話をすることもあった2人。いきなり夫が「新婚ごっこしてみる?」と提案し、女の子がいる設定にして「パパだよー、お風呂入ろっか!」などとじゃれてきたのだそうです。「これは彼女を飛び越えて、私を奥さんだと思っている!?」と捉えた妻が、「結婚しよっか」と伝えたところ、やはり拒絶。…これにはMC陣も「腹立たしい!説明して!?」と、ズルすぎる夫にブチ切れてしまいました。
「妻に彼氏ができた」と知った夫は…
そんなこんなで妻がフラれ続けること12年。しかし26歳の時、転機が訪れます。
お正月に夫が帰省すると、妻に彼氏ができたという話題が飛び込んで来たのだそう。友人たちから「ほかの人と付き合ったほうがいい」と言われた妻が、夫を越える人を見つけようとしていたのです。交際を知った夫は、幸せになってもらいたい半分、寂しい半分という、初めての気持ちを経験します。
「これが『好き』なのか?」と思っていたところ、しばらくして妻から電話があり「彼氏と別れた」と告げられます。すると夫は「本当にたくさん待たせてごめん。まだ俺のことを好きでいてくれるなら、付き合ってくれませんか」と告白! 妻は夢か現実かわからないパニックに陥ってしまうほどだったそうです。
12年間の片想いがようやく実り、翌年に2人は結婚します。新婚生活では、愛情バランスにも変化があったのか、「今では僕の好きが勝っている」とノロケる夫。そして「めちゃくちゃ幸せ」と語る妻のお腹には、“本当”の赤ちゃんが…。女の子なら「新婚ごっこ」でつけた名前にするつもりだそうです。しかも当時の手紙交換が今でも続いていて、節目節目で妻が「直筆のラブレター」をくれるのが、夫はとても嬉しいのだとか。
収録がラブレターの聖地ということで、番組中では2人の思いのこもった手紙も披露されますよ。夫婦になった今だからこそ、伝えたい想いとは…!?