売り物にならない子犬
ふゆきちゃん(生後8ヶ月・メス)は、熊本県のペットショップにいたが、そけいヘルニアのため売り物にはならず、その店のホームページの譲渡コーナーに掲載されていた。
千葉県在住の緑川さんは、偶然、掲載されていたふゆきちゃんを見つけた。
「その時、3匹の犬と暮らしていて、4匹目になるので悩みました。でも、病気だと引き取りても少ないだろうと思い、うちに迎える決心をしたのです。3匹目がふゆきと同じジャックラッセルテリアだったので、同じ犬種だから遊び相手にもなるだろうと思いました。」
やんちゃ娘現る
熊本からやってきたふゆきちゃんは、元気すぎるくらい元気な犬だった。
「本当にどこか悪いのかなという感じで、3匹の先住犬に揉まれても全然めげず、やんちゃっぷりを発揮していました。」
名前は、はるおくん、こなつちゃん、あきとらくんと続いたので、次は冬で四季が完成。「ふゆきちゃん」になったという。
ふゆきちゃんはまだ1歳前ということもあり、食欲旺盛、ひたすら遊んで走り回っているそうだ。
「リーダーのこなつ姐さんに吠えられると、他の2匹は尻尾を巻いて逃げますが、ふゆきだけはめげずに向かっていきます。4匹もいるとお世話は大変ですが、犬同士仲良く遊んでいるのを見ると気持ちが和みます。」