井村屋「チョコえいようかん」能登半島地震後に注文殺到→注目あつめた理由は?

金井 かおる 金井 かおる

 ゆであずきやあずきバーで知られる食品メーカー「井村屋」(本社、三重県津市)の長期保存できる備蓄食に注目が集まっています。

 5本入りようかん「チョコえいようかん」(オープン価格)。ようかんでは珍しいチョコレート風味、賞味期間5年6カ月、1本197kcalあり、ご飯小盛り1杯分のエネルギーが補給できる、アレルギー物質不使用ーーなどが魅力。

 同社担当者によると、能登半島地震が発生後、自宅などの備蓄品を見直す人が増えたようで「需要は増えています」。もともと台風などの災害が起こるたびに注文が増える傾向があるといい、今回も同社ウェブショップには全国から注文が殺到。17日現在で品切れになり、「ご注文の急増により、ただいま品切れとなっております。次回入荷は未定となっております」と入荷の遅れを知らせるおことわりが出ています。

 えいようかんシリーズは、2008年発売の「えいようかん」と、2015年発売の「チョコえいようかん」の2つの味で展開。老舗のようかん製造技術と、この商品のためだけに開発した包装用特殊フィルムにより、こだわりの味と長期保存の両立を実現し、「すっきりとした甘さとやわらかさ、水なしでも食べやすい点など高い評価をいただいています」(同社サイトより)。外箱にデザインした丸印に「備」のマークはホログラム加工しており、暗い場所でも懐中電灯などの光を当てると反射して発見しやすい仕組み。ちなみに、えいようかんの名前の由来は、栄養価と名古屋弁の「良いようかん=えいようかん」から。しゃれっ気もたっぷりです。

 SNS上では「チョコのようかんとかあるんだ」「チョコ味のようかん、普通におやつで食べたい」「非常時のためにまずは味見したい」「登山に持って行きたい」などの声が並んでいます。

 同社「井村屋ウェブショップ」のほか、全国のスーパーや大手ネットショップなどで取り扱い中。

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