サントリーの「山崎」は1984年の販売以来、現在もジャパニーズウイスキーの代表として世界中から愛されているシングルモルトウイスキーです。昨今の需要の高まりや熟成(貯蔵)に数年の期間が必要とすることから、現在では入手困難なウイスキーとされており、2024年4月には値上げが予定されています。
株式会社リサーチ・アンド・イノベーション(東京都港区)が、「山崎」を買いやすい時期を調査した結果、「山崎」が最も買いやすい時期は「6月」と「12月」であることが分かったそうです。
調査は、2020年12月~2023年11月の期間に、同社が運営するアプリ『CODE(コード)』に登録されたレシートと商品バーコード情報をもとに、サントリーの「山崎」について分析したといいます。
まず、1年の中で「お酒が最も売れる時期」を100万人当たりの月平均購入金額推計値で見ると、「12月」(21.1億円)が最も多くなりました。
ちなみに、「12月によく買われるお酒の種類」について、お酒の種類ごとに”購入金額の月平均と12月を比べた比率”で見ると、「日本酒」(215%)、「ワイン」(159%)、「ウイスキー」(126%)という結果になったほか、「ウイスキーの季節性」を100万人当たりの月平均購入金額推計値で見ても、「12月」(1.5億円)が最も多くなり、ウイスキーは12月が最も買われている月であることが見て取れました。
次に、「”山崎”を買いやすい時期」について、過去3年間の購買データから調査をした結果、最も買われているのは「6月」ということが分かりました。なお、「12月」も比較的買いやすい時期となっており、2023年の12月こそ値上げ前のラストチャンスといえるかも知れません。
さらに、「”山崎”を買いやすいお店」を業態別に見ると、「6月」は1232本中、804本の「コンビニ」と、278本の「スーパー」を中心に買えていることが分かりました。
ちなみに、コンビニは180mlのミニボトルが入荷することがあることから同社は、「ミニボトルの希望小売価格で見ると1250円で、フルボトルの700mlは4500円です。容量単価にするとほとんど差がありませんので、見つけたら即買いではないでしょうか」とコメントしています。
また、「12月」では639本中、281本で「スーパー」が最も多くなっており、スーパーに買い物に行った時は、こまめに確認するのが良さそうです。
最後に、過去3年間の12月に「”山崎”の購入実績があるスーパー」を調査したところ、出現が少ないため参考値となるものの、1位「イオン」(24本)、2位「西友」(10本)、同率3位「東急ストア」「マックスバリュ」(いずれも7本)という結果になりました。
以下、5位は広島県のご当地スーパーの「ショージ」(6本)、同率6位に「青森県民生協」「コープさっぽろ」(いずれも5本)などが上位にランクインし、地方のスーパーでも購入できていることがうかがえました。