未婚男女の4人に1人が「結婚したくない」…理由は? 女性の方が結婚願望低下の傾向も

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

20~40代の未婚男女の約4人に1人が「(今後も)結婚はしたくない」と回答――そんな調査結果が、株式会社リクルート(東京都千代田区)が運営する『リクルートブライダル総研』の「恋愛・結婚調査2023」で分かりました。結婚したくない理由としては、「金銭的に余裕がなくなるから」や「行動や生き方が制限されるから」などに回答が集まりました。

調査は、全国の20~49歳の未婚男女1200人を対象として、2023年9月にインターネットで実施されました。

20~40代の未婚男女に「結婚」について調査をしたところ、「(いずれは)結婚はしたい」と答えた人は46.1%。一方、「(今後も)結婚はしたくない」は25.6%、「どちらとも言えない」は28.3%となり、2019年調査から「結婚はしたい」人の割合は年々減少しているのに対して、「結婚はしたくない」「どちらとも言えない」と答えた人が年々増加していることが分かりました。

これを男女別に見ると、男女いずれも「(いずれは)結婚はしたい」と答えた割合は減少しているものの、減少幅は男性が3pt前後であるのに対して、女性では10pt以上と大きく減少しているほか、女性は「どちらとも言えない」と答えた人が2017年調査から8.6ptの増加となっています。

そこで、結婚意向がない人・どちらとも言えない人に「結婚したくない理由」について複数回答で答えてもらったところ、「金銭的に余裕がなくなるから」(36.4%)、「行動や生き方が制限されるから」(35.8%)、「メリットを感じないから」(24.8%)、「自由や気楽さを失いたくないから」(24.4%)、「必要性を感じないから」(22.6%)といった回答が上位に並びました。

これを男女別に見ると、男性は「金銭的に余裕がなくなるから」(42.5%)が最多となったほか、「家族浮揚の責任が負担だから」(19.8%)といった回答も挙げられました。一方、女性では「行動や生き方が制限されるから」(40.5%)が最多に。ほか、「必要性を感じないから」(27.7%)などが挙げられています。

また、「仕事・職場の状況」に対して結婚意向別で比較すると、男性で最も差が大きかった項目は「休暇が取りやすい職場である」(結婚意向あり60.0%・結婚意向なし39.6%)で、20.4ptの差が見られた一方、女性では「既婚者が多い職場である」(結婚意向あり55.3%・結婚意向なし41.4%)で、13.9ptの差が見られたことから同社は、「男性は“時間的余裕をつくりやすいこと”、女性は“ロールモデルが職場にいること”がより関係しているのではないか」とコメントしています。

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