パーソルキャリア株式会社（東京都千代田区）が運営する転職サービス『doda（デューダ）』は、このほど「平均年収ランキング2023」を発表しました。その結果、平均年収が最も高い都道府県は「東京都」（455万円）でした。なお、2023年の正社員の平均年収は「414万円」となり、2022年調査から「11万円」の増加となったそうです。
調査は2022年9月～2023年8月末の期間に、同サービスに登録した20～65歳の正社員男女を対象に実施され、有効回答数は約63万件でした。なお、「平均年収」は手取りではなく支給額、順位算出は平均年収（万円）の整数で順位づけしています。
都道府県別の「平均年収ランキング」を見ると、1位「東京都」（455万円）、2位「神奈川県」（435万円）、3位「千葉県」（422万円）、4位「埼玉県」（415万円）、5位「茨城県」（412万円）と、トップ5を関東エリアが独占する結果となりました。
ちなみに、2022年よりも平均年収が増加したのは43都道府県、変化なしが「徳島県」、減少したのが「香川県」「長崎県」「佐賀県」で、最も増加したのは18万円アップの「秋田県」で、次いで16万円アップの「滋賀県」「鳥取県」でした。
また、エリア別に見ても、すべてのエリアで平均年収が増加しており、増加幅が大きい順に、「関西」（昨年比：+14万円）、「関東」（同：+13万円）、「東海」（同：+8万円）、「中国・四国」「九州・沖縄」（いずれも同：+7万円）、「北海道・東北」（同：+6万円）、「北信越」（同：+4万円）となっています。
さらに、年代別に見ると、20代の平均年収は「352万円」（昨年比：+10万円）、30代は「447万円」（同：+12万円）、40代は「511万円」（同：+16万円）、50代以上は「607万円」（同：+11万円）と、全年代で2022年調査から10万円以上の増加となりました。また、男女別に見ても、男性は全年代で、女性は20代・40代・50代以上で10万円以上の増加となっています。
なお、「2023年の平均年収」は前年比11万円増の「414万円」。これを男女別に見ると、男性は同15万円増の「464万円」、女性は同9万円増の「356万円」となりました。
「年収中央値」は同10万円増の「360万円」。男女別の年収中央値は、男性は同横ばいの「400万円」、女性は同17万円増の「320万円」と、2018年以降減少傾向にあった平均年収が増加に転じていることがうかがえたそうです。
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【出典】
▽転職サービスdoda「平均年収ランキング2023」
https://doda.jp/guide/heikin/
