食品(食料品)の消費税を現在の8%から1%へ引き下げる方針が2027年4月1日から2年間、実施されます。外食の消費税率は10%(テイクアウトは1%)に据え置かれます。株式会社NEXER Group(東京都豊島区)と業務用食材の通販サイト『ミクリード』が共同で実施した「食品の消費税減税が外食・自炊に与える影響」に関する調査が、全国の男女500人を対象として、2026年7月~8月の期間にインターネットで実施されました。
まず、「外食の頻度」について聞いたところ、「月1回以下」(23.0%)や「月2~3回」(17.2%)など、週1回以上外食をする人を合わせると23.2%。一方で、最も多かったのは「ほとんど利用しない」(36.6%)でした。
また、「現在、物価高の影響で外食を控えることがある」(57.6%)とした人が過半数を占め、食料品だけでなく、外食の価格上昇も家計に影響している様子がうかがえました。
次に、「食品(食料品)の消費税率を現在の8%から1%へ引き下げる案が議論されていることを知っていますか」と聞いたところ、約4人に3人が「知っている」(77.6%)と回答。
一方で、「外食の消費税が10%のまま据え置かれる見通しであること」について、「知らなかった」(58.8%)とした人が6割近くにのぼりました。
食品の減税だけでなく、どこまでが減税の対象になるのかを理解することも、今後の家計を考えるうえでは重要になりそうです。
そこで、「仮に食品(食料品)の消費税率が1%へ引き下げられ、外食の消費税率は10%のままとなった場合、外食の利用頻度はどのように変化すると思いますか」と聞いたところ、「変わらない」が62.8%で最多となり、「減る」が32.4%、「増える」は4.8%にとどまりました。
食品と外食の税率に9ptもの差が生じれば、外食を増やすよりも、自宅で食事をする方向へ意識が動く可能性がありそうです。
「外食の利用頻度が減る」とした人の理由としては、「自炊の方が食費を抑えられると思うから」(56.8%)、「外食の価格が高く感じるから」(52.5%)、「節約志向が強まっているから」(42.0%)といった回答が上位に並びました。
食品の税率が下がれば、食材を購入して自炊する場合の負担が軽くなります。そのため、「外食より自炊のほうがお得」と考える人が増えることが、外食を控える大きな理由になっているようです。
一方で、「外食の利用頻度が増える・変わらない」とした人の理由では、「税率だけでは外食頻度は変わらないと思うから」(40.5%)、「外食は生活の楽しみだから」(31.1%)、「家族・友人との食事機会は減らしたくないから」(13.0%)などの意見が挙がりました。
外食には、単に食事をするだけではない価値もあります。家族や友人との時間、気分転換、特別な日の食事など、「多少高くても外食したい」という人も一定数いることがわかります。
最後に、「食品の消費税率が引き下げられた場合の自炊の頻度」について聞いたところ、「増える」が30.6%、「変わらない」が62.8%、「減る」は6.6%でした。
また、「食材を購入する際に、これまで以上に重視したいこと」としては、「価格」(78.4%)が圧倒的多数となったほか、「品質」(50.3%)、「コストパフォーマンス」(45.8%)が挙がりました。
減税によって家計の負担軽減が期待されるなか、消費者が食材に求めるのは単なる「安さ」だけではなく、価格に見合った「品質やコスパ」とのバランスです。今後の税制の行方とともに、人々の食習慣や選び方の変化にも注目が集まりそうです。
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【出典】
▽ミクリード
https://www.micreed.co.jp/shop/