ガンを乗り越えた82歳の母と暮らす24歳の猫「母は猫のために生きて、猫も母のために生きている」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「母とふたり 頑張って生きています」

実家で母親と暮らす24歳の高齢猫の動画をInstagramに投稿したcomsanさん(@lovebird_com)。動画には少しボサボサな毛並みの三毛猫さんが登場…ゆっくりと歩いたりニャーンと鳴いたりする愛らしい姿が映し出されています。そんな三毛猫にキュンキュンする人たちが続出。たくさんのコメントが寄せられました。

「何歳になっても可愛くてたまりませんね」
「歩けるだけでも凄いよ」
「毛づくろいお手伝いしてあげたい」
「おばあにゃん」
「24年間も一緒に居てくれるなんて何て優しい素敵な猫ちゃん♡」

多くの人たちの心をわしづかみにした三毛猫さん。今、comsanさんのお母さんとともにどんな余生を送っているのでしょう? 撮影したcomsanさんに聞いてみました。

ガンを乗り越えた82歳の母、24年間ともに過ごしてきた三毛猫が生きる活力!

――実家でお母さんと暮らしている三毛猫さん。お名前は?

「ピコタンです。ピコタンは捨て猫で、兄が保護しました」

――若い時のピコタンはどんな猫さんでしたか。

「誰でも構わず膝の上で寝る人懐っこい子でした。またピコタンは母の背中にいつも乗ったりして。母は乗せたまま家事をしていました」

――そんなピコタンが大好きなお母さんのお年は?

「82歳です。コロナワクチン3回目打った際に倒れて、ガンを宣告されました。抗がん剤治療を受け、胃を取り、今は定期的に検査しています。胃は三分の一しかないですが、今は少しずつ食べられるようになりました。猫の方もだんだん年を取ってきたので、食べ物を柔らかくするなど1日に数回少しずつ食べさせているようです」

――ピコタンは、24歳とご長寿猫さん。人間の年齢でいうと、110歳を超えているようですね。

「はい。数カ月会わないだけで、毛並みがかなり変わりました。とかすと痛がるので、母はそのままで良いって、痛いことはさせたくないって。まだまだ長生きさせるつもりで、母は猫の体調が悪い時は看病もしています」

――お母さんにとって、ピコタンの存在は?

「とにかく母は猫が1番の話し相手なので、ふたりで支えあって生きてます。朝は、ピコが母の顔に手をかけて起こし、一緒に寝て一緒に日々を過ごしています。お母さんが亡くなったら、猫も逝くと思います。猫が亡くなったら、母も追う気がします。同じ日だったら…2人とも幸せなのかな? 母は猫のために生きて、猫も母のために生きている…そんな感じです」

comsanさんによると、「昔は毛がふわふわで母の背中に飛び乗って元気だった」というピコタン。でも、今も変わらず甘えて「めしくれ」ってニャアと鳴いてくれるかわいい猫さんだとか。これからもお母さんと一緒に長生きしてね!

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース