「おせちもいいけどカレーもね!」ーー昭和の頃、人気アイドルグループ「キャンディーズ」がレトルトカレーのCMで歌った有名なフレーズです。キャンディーズ人気もあり、お正月=カレーは浸透。現在も年明けの週には食卓にカレーが並ぶ家庭が多いという調査結果があるほどです。新年の集まりなどで親戚や友人たちにカレーを振る舞うとき、おいしく見える盛り付け方はあるのでしょうか。カレーチェーン店や食品メーカーに聞きました。
ココイチ「カレーソースが手前、ライスは奥」
カレー専門店「カレーハウス CoCo壱番屋」を国内外に展開する株式会社壱番屋(本社、愛知県一宮市)では、「提供した際にお客様から見て、カレーソースが手前に、ライスが奥になっています」。
同社はカレーに載せるトッピングの種類が豊富。そのため、顧客が選んだトッピングがよりきれいに見えるように配慮しているそうです。
「多くのお客様にココイチの豊富なトッピングを楽しんでいただいており、そのトッピングを正面からきれいにお見せするために、カレーソースを手前、ライスを奥としています。メニューブックなどではお皿が斜めになっておりますが、店舗での提供時はお皿に印字されているロゴがお客様の正面に来るようにしています」(壱番屋広報担当者)
ご飯の食べやすさも考えているといいます。
「当社はライスの量も自由にお選びいただけるようになっておりますが、トッピングをライス側に載せるため、ライスを大盛りにすると、ソース側との高低差が大きくなります。高さのあるライスとトッピング側が奥にあった方が食べやすいということもカレーソースを手前、ライスを奥としている理由の1つでございます」(壱番屋広報担当者)