年末になると「ふるさと納税」の寄付が増えると聞きますが、どのくらいの人が利用しているのでしょうか。全国の20~60代の男女1504人(男性800人/女性810人)に調査をしたところ、ふるさと納税を利用する人は、これから利用する予定の人も合わせると約4割であることが分かりました。また、人気の返礼品については、「肉」「魚介類」などに回答が集まったそうです。
ナイル株式会社(東京都品川区)が、同社運営のメディア『Appliv TOPICS』にて2023年11月に実施した調査です。なお、回答者の年代は20代(331人)、30代(330人)、40代(317人)、50代(303人)、60代(329人)となっています。
はじめに、「2023年のふるさと納税を利用しましたか」と聞いたところ、「利用した」が28.4%、「これから利用する予定」が12.2%、「利用しない」が54.1%という結果になりました。年代別に「利用した」と回答した割合を見ると、「30代」(35.3%)や「20代」(33.8%)で多くなった一方、「60代」では18.8%と、年代が上がるほど利用割合は少なくなる傾向が見られました。
さらに、ふるさと納税を「利用した」と回答した427人に対して、「ふるさと納税を利用する理由」を複数回答で答えてもらったところ、特に「特産品が魅力的だった」(280人)と「税金の負担を軽減したかった」(230人)という回答が多く、半数以上が特産品や税金の負担軽減を目的にふるさと納税を利用していることが明らかとなりました。
また、「ふるさと納税の寄附金額」については、「1万1円~2万円」「2万1円~3万円」がいずれも69人となり、1~3万円を寄付している人が多い様子。ほか、「5万1〜10万円」は72人で、5万円以上寄付している人は全体の約3割となりました。
ちなみに、ふるさと納税を「利用した」「これから利用する予定」と回答した611人に「選んだ/選ぶ予定の返礼品」を複数回答で教えてもらったところ、「肉」(298人)がダントツで最多に。次いで「魚介類」(224人)、「米」(201人)、「果物」(159人)と続き、食料品に人気が集中していることが分かったそうです。
◇ ◇
【出典】
▽Appliv TOPICS/2023年ふるさと納税実態アンケート 4割が利用 目的は「特産品が魅力的」「税金の負担軽減」
https://mag.app-liv.jp/archive/147380/