【漫画】先輩の教える「夫婦円満の秘訣」が説得力ハンパない!「ためになる」「こういう先輩に出会いたかった」

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「夫婦円満の秘訣」

人気ギャグ漫画家の曽山一寿 (@soyamanga)さん。『でんぢゃらすじーさん』シリーズなどの商業連載の傍ら、Webで日常漫画も公開されています。トイレで用を足している時に唐突に中に入ってきたりなどする、破天荒な奥さんとの仲睦まじげな爆笑エピソードも人気です。

そんな曽山さんですが、この度“夫婦円満”をテーマにした漫画を公開、大きな話題を呼んでいます。

30歳で結婚したという曽山さんが、当時離婚したての元バイト先の先輩に「夫婦円満の秘訣」について教えてもらうという内容。失敗を経験したばかりの先輩に教えを乞うとは、完全に悪ノリですが、実際のところどのようなアドバイスがあるのでしょうか…!?

パートナーと良い関係を築くための3つのポイント

曽山さんの先輩は、(自分の失敗経験をもとに)夫婦生活の秘訣について3点、教えてくれました。

①「察しろ」はNG

②相手を変えようとしない

③乱暴な言葉は使わない

【①「察しろ」はNG】

一緒に暮らしていると、つい相手に対して「わざわざ言わなくても分かるだろ」と思ってしまいがち。しかし、それでは「どうしてやってくれないの?」と相手に不満が募り、仲が悪くなる一方だと先輩はいいます。

言葉にしないと相手には分からないことを自覚し、「言いたいことはちゃんと言葉で伝える」ことが大切です。

【②相手を変えようとしない】

一緒に暮らしていると、相手に「こうしてほしい」、「こうなってほしい」と思ってしまうことがあるかもしれません。しかし、それが思い通りにいかないと、喧嘩になってしまいます。

「相手に変わってほしいと思わない、その前に自分が変わる」

という意識が大切だと先輩は話します。

【③乱暴な言葉は使わない】

当たり前のことのようにも思えますが、時に人はぞんざいな物言いをしてしまいそうになることもあります。しかし、そんな時でも乱暴な言葉は避けるべきだといいます。

例えば、相手に服をたたんでほしいと伝える場合、「おい、服たたんどけよ」と言うのと、「すみませんが、服をたたんでいただけないでしょうか?」と言うのでは、受け取り手の印象はずいぶん変わります。

世の中に起こるほとんどの喧嘩が、「言い方に問題があるから起こる」と先輩は指摘します。

しかし、そうはいっても、パートナーと長年一緒にいるうちについイラッとして、キツい言い方をしてしまいそうになることもあるかもしれません。

そんな時も、自身の感情をコントロールすることが肝要だといいます。怒りの感情にはピークの時間があるとされ、その時間は“6秒間”であるという説もあります。反射的に怒りを露わにするのではなく、一呼吸おいて自分が冷静になるなどの工夫も必要なのですね。

人と人とが良好な関係を築くうえで大事な3つのポイント。逆に、それらができていなかったから、先輩は離婚してしまったといいます。

自分が幸せになるために相手を幸せにする

結婚についての心構えについて教えてくれた曽山さんの先輩。自分の失敗経験も踏まえているだけに、説得力がハンパないですね。

曽山さんはそんな先輩に対し、「これらの秘訣を妻のために守らないといけないなんて…、結婚て大変ですね」と何気なく感想を述べました。しかし、「そうではない」と先輩は言います。

「この秘訣は妻のためにあるんじゃない。オマエ自身の幸せのためにあるんだよ」

自分が幸せになるためには、相手の幸せが必要不可欠だと語る先輩。

確かに、「パートナーを幸せにする」という心がけは素敵なもののように思えますが、その真意が「自分が相手を幸せにするために努力してやっている」となるのであれば、良いはずがありません。

「してやっている」という傲慢な見方ではなく、むしろ「自分も相手も、お互いが幸せになれる」よう対等な目線でともに歩んでいくことこそが、美しい夫婦の在り方といえるのかもしれませんね。

いつまでも夫婦円満でいたい

曽山さんの先輩が話してくれた夫婦円満の秘訣。Xのリプ欄にもたくさんの反響がありました。

「先輩すごく為になるアドバイス教えてくれてる」
「こういう先輩に出会いたかった…!」
「先輩も幸せになってほしい」
「結婚した途端に人間エスパー能力には目覚めないので、相手にきちんと伝えるのは大事だなと思いました」
「でも言葉で言うのは簡単だけど実行に移すと難しい」
「思いやり、本当に大切ですね…」

また、漫画では先輩からアドバイスを受けた後の話も描かれています。

曽山さんが帰宅すると、奥さんが待っていました。そして、「ソフトクリーム食う?」といって、なんとソフトクリームをウ〇コ型の器に入れて持ってきたといいます。

驚愕する曽山さんでしたが、大人になってもそんな「アホな事」をする奥さんのことが大好きであり、「いつまでも夫婦円満でいられたらいいなぁ」と願うのでした――。

リプ欄には、そんな曽山さんに対して、「曽山先生はいい夫になれそうです」、「終わり方が素晴らしくて泣けてしまった」と感動の声も寄せられました。

曽山さんにおうかがいしました。

――先輩からのアドバイスは、実際に奥さんと生活するなかでどのように役立っていますか?

曽山さん:相手を変えようとしない、というのは本当に役に立ってると思います。

――先輩のアドバイスの内容以外で、奥さんとうまくいっている要因と思えることはありますか?

曽山さん:お互い、過度に依存しないように、自分一人だけの時間を作るようにしてます。いい意味で相手をほったらかしにしてます。

――夫婦円満は、ご自身だけではなくパートナー側の要素も大切になってくると思います。その点で、奥さんに対して助かっていると感じることはありますか?

曽山さん:こちら側の言う事を頭ごなしに否定したりしないので、一緒にいて苦痛にならないのが助かってます。

――先輩に対しても「幸せになってほしい」という声がありましたね。その後、先輩はどうされているのでしょうか?

曽山さん:最近は全然連絡をとってないもんで…ちょっとわからないです。

  ◇  ◇

笑いも感動もまじえて「夫婦円満の秘訣」について紹介してくれた曽山さん。ぜひ、末永く夫婦円満に過ごしていただきたいです。

そんな曽山さんですが、Webにて日常漫画を更新されており、ご自身のブログ『曽山一寿のそやまんがぶろぐ』では、漫画の最新回が読めるとのことです。また、これまでの漫画についても、Kindleインディーズで『曽山一寿のそやまんが集』として無料で配信中。

また、奥さんとの馴れ初めや結婚までの経緯についても「いつか漫画にしたい」と考えているとのこと。そちらのエピソードも楽しみですね!

■曽山一寿さんのX(旧Twitter)はこちら
 →https://twitter.com/soyamanga

■曽山一寿さんのブログ『曽山一寿のそやまんがぶろぐ』(ライブドアブログ)はこちら 
 →https://soyama.blog.jp/

■Kindle版『曽山一寿のそやまんが集』はこちら
 →https://www.amazon.co.jp/dp/B0C96N3LVM

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