敵役にもしっぽフリフリでNG連発→現場ほっこり
ーーウッコ役のスーロはどんなワンちゃんですか?
「2017年生まれの6歳で、性格は穏やかで人懐っこいそうです。俳優犬ではないため、ナチス兵役にもしっぽを振って駆け寄ってしまい、NGを連発したと聞いています。それでも、北極圏の凍てつく荒野で演じるスーロを、出演者とスタッフ全員が応援していました。ちなみに、飼い主であるヨルマ・トンミラとスーロは、撮影で使われたラップランドの近くで実際にキャンプをすることもあるそうです」
ーー本作は主人公アアタミと相棒犬ウッコのバディムービーとの声も多いですね。
「皆さんの意見に私も賛成です。ウッコは、不死身の男アアタミの“生きる理由の1つ”であり、彼の最大の弱点でもあると思います。主人公アアタミ・コルピは、死なないとはいえ、サイボーグではなく生身の人間。『自分の意志で死のうとしない』という、恐らく世界でいちばん意志が固い漢(おとこ)という設定ですが、ウッコを大切に想う姿には人間味を感じます」
ーー「犬が無事で良かった」「馬は無事じゃなかった…」という楽しい感想も多く寄せられていますね。
「犬も馬も大切なので、皆さんの感想に日々共感しています。ネタバレを含むため、すべてを宣伝で伝えられず申し訳ない、と思うこともありました。本作では、愛犬ウッコが地雷原を猛ダッシュするシーンも見所の1つ。死なないと分かっていても、ぜひ劇場でハラハラしながら楽しんで頂ければと思います」
「死なない大喜利」を楽しんで
映画『SISU/シス 不死身の男』は、ツルハシ1本で無双する老兵ともふもふの愛犬が生き抜く迫力満点のアクション作品。
「初見よりもツッコミどころが分かった状態で観る2度目の方がアガる、という声もあります。主人公と相棒犬の“死なない大喜利”を、ぜひ劇場でツッコミを入れながら楽しんでください」(配給会社「ハピネットファントム・スタジオ」宣伝プロデューサー、井辺清歌さん)
■『SISU/シス 不死身の男』 TOHOシネマズ 日比谷ほか 全国大ヒット公開中!