小中学生の4割弱が「学校でずっとマスクを着用している」 理由の3位「他人の目が気になるから」…1位は?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

小学生の約3割、中学生の4割強が「学校でずっとマスクを着用している」――そんな調査結果が、ニフティ株式会社(東京都新宿区)の「マスク着用」に関するアンケート調査で分かりました。また、学校でマスクをずっとつけている理由については、「素顔を見せたくないから」が最も多かったそうです。

調査は、同社が運営する子ども向けサイト『ニフティキッズ』にて、同サイトを訪問した小中学生を対象として2023年8月~9月の期間にインターネットで実施され、1724件の有効回答を得ました。

調査によると、「マスクの着用が個人の判断に任せられるようになったこと」について、71%の小中学生が「うれしい」(うれしい33%・どちらかといえばうれしい38%)と回答しました。

さらに、「マスク着用の仕方」について「変わらない(着用し続けている)」と答えた小中学生は全体の33%。「変わらない(着用し続けている)」と答えた割合を小学生と中学生で比べてみると、小学生の30%に対して中学生は38%と、中学生のほうが多くなっています。その他には「学校ではつけているが、学校以外では外している」「屋外にいる時だけ外す」などの意見が見られました。

また、「学校でのマスク着用」について聞いたところ、「授業内容や活動内容によってつけ外ししている」(41%)、「ずっとつけている」(37%)、「ずっとつけていない」(22%)という結果に。「ずっとつけている」と答えた割合を小学生と中学生で比べてみると、小学生の33%に対して、中学生では44%と11ptの差が見られました。

そこで、「学校でマスクをずっとつけている理由」を複数回答で教えてもらったところ、「素顔を見せたくないから」(81%)が最多となったほか、「マスクをつけるのが習慣だから」(66%)、「他人の目が気になるから」(59%)が上位に挙げられました。

調査結果を踏まえて同社は、「約3年間にわたりコロナ過でマスク生活をしてきたので、いざ“マスクをつけなくていい”と言われても習慣を変えるのには抵抗がある人が多く、入学した時からマスクをして登校するのが当たり前になっていた人にとっては、“マスクなしの顔”を改めて見せるのは少し恥ずかしい気持ちもあるのかもしれません」とコメントしています。

一方、「マスクをずっとつけていない理由」については、「暑いから」(81%)、「息が苦しいから」(66%)、「素顔で生活したいから」(40%)などが上位に。その他では、「みんなつけていないから」「今外さないと外すタイミングをなくすから」「表情が分かりやすいから」など、自分で考えて判断している小中学生の意見も見られました。

また、「マスクをつけ外ししている」と答えた小中学生に対して、「マスクを外すシチュエーション」を聞いたところ、「暑いとき」(83%)、「外で活動するとき」(72%)、「息が苦しいとき」(62%)などに回答が集まりました。

なお、「マスクをつけ外ししている」と答えた小中学生に、「マスクを外すようになったきっかけ」を教えてもらったところ、「暑いから」(81%)や「周りの人が外すようになったから」(53%)といった回答が挙げられました。

ちなみに、「学校以外でマスクをつける場所」としては、全体の55%が「病院」と回答。以下、「人がたくさんいる場所」(39%)、「電車やバスなどの公共交通機関」(36%)と続いています。

最後に、「マスクが外せるようになってうれしかったこと」を自由回答で答えてもらったところ、「みんなの顔が見えるようになった」「コロナ前と同じような生活ができるようになった」「とにかく息がしやすい」「肌荒れが少なくなった」などの声が寄せられました。

一方、「マスクが外せるようになって嫌だったこと」については、「コロナにかかりそうで怖い」「顔を全て見せるのは少し恥ずかしい」「つけていると周りが外せと言ってくるようになった」「マスクの下の顔について言われること」といった意見が集まったそうです。

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