錠剤の瓶のなかに入っているくしゃくしゃのビニール。これって取っておく?それとも捨てるべき?
なんとなく遮光や湿気取りの効果があるのかと、入れたままにしていた人もいるのでは。記者もその一人であり、ビニールに挟まって錠剤がこぼれたり不便に感じることがありながらも、「何か意味があるのかも」となんとなく入れっぱなしにしていました。
瓶の開封後、ビニールはどうするのが正解なのでしょうか。「新ビオフェルミンS錠」などを製造する「ビオフェルミン製薬」(本社:兵庫県神戸市)に話を聞きました。
「開封後は、衛生面を考慮して」…
ーービニールにはどんな役割が。
「錠剤が割れないように緩衝材の役割で入れております」
ーー乾燥剤や遮光の役割があるのかと。
「瓶に入っているビニールに乾燥剤の役割はございません。遮光や吸湿防止の点につきましては瓶の容器を採用しております」
ーービニールは瓶の開封後、捨てた方がよいですか。
「開封後は、衛生面を考慮して戻さず廃棄いただければと思います」
ーービニールについての問い合わせは届きますか。
「ビニールの用途についてお問合せをいただくこともございます」
◇ ◇
なお、ビニールの取り扱いについては製品に添付されてる文書にも記載があるといいます。
「添付文書(該当箇所は下記)では、廃棄していただくようお願いしております」(ビオフェルミン製薬担当者)
「ビンの中の詰め物は、フタをあけた後はすててください。(詰め物を再びビンに入れると湿気を含み品質が変わるもとになります。詰め物は、輸送中に錠剤が破損するのを防止するためのものです)」
ビオフェルミン製薬株式会社:https://www.biofermin.co.jp/