経営や会計の知識は「社会人として必要」約9割 会社員1009人調査

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大阪商工会議所(大阪市中央区)は、全国の会社員男女1009人を対象に、「社会人の必須スキル」に関する調査を実施しました。その結果、約9割の人が「社会人として、企業の経営状況や財政状況を分析する知識は必須だと思う」と回答しました。また、取得している、あるいは取得を検討した資格については、「簿記」「TOEIC」などに回答が集まったそうです。

調査は、2023年8⽉にインターネットで実施されました。

調査によると、70.6%の人が「業務を行ううえで“スキルが足りなくて困った”と感じたことがある」(とてもある:23.7%・ややある:46.9%)と回答。回答者からは、「簿記ができずに迷惑かけた」(30代男性)、「海外との会議で、相手の英語がよくわからなかった」(40代男性)といった声が寄せられています。

さらに、88.8%の人が「社会人として、企業の経営状況や財政状況を分析する知識は必須だと思う」(必須だと思う:29.1%・ある程度は必要だと思う:59.7%)と回答。回答者からは、「経営状況や財政状況を知らずに適切な提案するのは難しい」(40代男性)という声が寄せられた一方で、「経営のプロがやればよい」(40代男性)といった意見もみられました。

次に、「“資格を取得したい”と強く思う動機やきっかけ」について複数回答可で聞いたところ、「自分の足りないスキルを補いたいとき」(43.3%)、「業務を行ううえで必要に迫られたとき」(41.4%)、「自分の価値を高めたいとき」(37.4%)などが上位に挙げられました。また、取得している、あるいは取得を検討した資格については、「簿記」「TOEIC」などに回答が集まったそうです。

また、「取得している、あるいは取得を検討した資格」について複数回答で答えてもらったところ、「簿記」(16.5%)、「TOEIC」(14.4%)、「英検(実用英語技能検定)」(11.7%)、「FP(ファイナンシャル・プランナー)」(9.3%)などが上位に並びました。

なお、最も多かった「簿記」の資格を取得(検討)した理由については、「経理の仕事をするうえで必要な知識」(20代男性)、「事務職につくなら有利だと思う」(20代女性)といった意見が寄せられています。

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