9月9日夜のオリックスーロッテ戦で、CSやDAZNでの放送で解説を務めた元ロッテ・有藤通世氏の発言がSNS上で批判を浴びている。オリックス山本が2年連続ノーヒットノーランを成し遂げた直後、実況との会話の流れから「オリックスは昔から嘘つきが多いからね」と発言。SNSでは「いい場面なのにうるさい」「何言ってんだこいつ」と冷ややかな意見が目立った。
現役時代から監督までロッテ一筋を貫き「ミスター・ロッテ」とも言われる有藤氏。解説での歯に衣着せぬ物言いが有名だが、この日も“有藤節”が炸裂した。
4回にオリックス杉本が先制3ランを放ち、直後に「(打った球種は)シュート」とした本人の談話をリポーターが紹介した。すると有藤氏は「杉本はシュートとか言ってましたけど、嘘ですねあれ」「だって緩い球だもん。適当に言ってるでしょ」と発言。しかし実際は、杉本の感触通り140キロのシュートだった。
さらに9回、オリックス山本が最後の打者を打ち取り、82年ぶりとなる2年連続のノーヒットノーランという偉業を達成した直後の発言も波紋を呼んだ。
有藤氏はロッテ打線の攻略法としてセーフティーバントも有効ではないかと提言。実況がそれを受け、昨年のオリックス打線がロッテ佐々木相手にバントで揺さぶっていたことを振り返り「(中嶋)監督は選手が自分たちでやったんだ、なんて言ってましたけれども」と冗談めかした。すると有藤氏は「それは嘘つきでしょ」「だいたいオリックスは昔から嘘つきが多いからね」と発言。実況が苦笑しつつ「いやいやいや、とんでもない」とフォローしたが、有藤氏は「ほんとですよ、野球においてですよ」と続けた。
SNSでは「有藤何を言ってんだ?」「山本由伸がすごい記録出してるのに」「聞いててイライラする」「冗談でも解説として言葉選ぶべき」「もう令和の時代の解説向いてない」といった声があがった。
「ロッテファンのおじいちゃんのお話を聞いてあげる会だと思うことにしてる」「ロッテのこともボコボコに言う人だからそういう人だと理解すると楽しめる」とフォローする意見もあった。