10代学生の約3割「ゲーム課金に前向き」 一方…ゲーム課金したことを「後悔したことがある」割合は?

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

10代の学生のみなさんは、ゲームでのガチャなどの利用(ゲームへの課金)についてどのような意識を持っているのでしょうか。全国の15~19歳の学生男女1000人に聞いたところ、「ゲームへの課金をしている」は約1割、「していないが、したいと思う」は約2割となり、合わせて約3割が「ゲーム課金に前向き」であることが分かりました。

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(東京都江東区)が、2023年7月にインターネットで実施した「10代の金銭感覚についての意識調査2023」のなかで聞きました。

まず、「ゲームでのアイテムの購入やガチャ等の利用(ゲームへの課金)をしていますか」と聞いたところ、「している」(11.1%)と「していないが、したいと思う」(21.5%)を合わせて32.6%の人が「ゲーム課金に前向き」であることが分かりました。

2022年の調査結果との比較では、「ゲーム課金に前向き」と答えた人の割合は、高校生では3.3ptの下降(2022年調査38.9%→2023年調査35.6%)となったのに対し、大学生等では3.7ptの上昇(同24.5%→同28.2%)となりました。

「ゲーム課金をしている」と答えた111人に対して、「ゲームでのアイテムの購入やガチャ等の利用(ゲーム課金)に、ひと月あたり使っている金額」を教えてもらったところ、平均は「3102円」でした。

2022年の調査結果と比較すると、全体では531円の増加(同2571円→同3102円)となりました。また、男女別にみると、男性は137円の減少(同2721円→同2584円)、女性では2129円の増加(同2195円→同4324円)となりました。

さらに、学生区分別では、高校生が67円の増加(同2506円→同2573円)、大学生等では1219円の増加(同2750円→同3969円)と、特に女性での増加幅が大きくなっています。

次に、「ゲーム課金に関する意識」について聞いたところ、「お金を使ってでも(課金してでも)ゲームを有利に進めたいと思う」は14.7%。これを男女別にみると、女性の8.4%に対して、男性では21.0%と、12.6pt高くなりました。

また、「ほしいアイテム・キャラを手に入れるためのお金は惜しみたくないと思う」は21.8%、「お金を使わないと楽しく遊べないと思う」は16.0%、「レアアイテムやレアキャラを手に入れたときは誇らしい気持ちになる」は49.9%となり、いずれの項目でも男性のほうが高くなっています。

最後に、「ゲーム課金したことに後悔したことはありますか」と聞いたところ、「後悔したことがある」は24.5%、「後悔したことはない」は75.5%となりました。

これを男女・学生区分別にみると、「後悔したことがある」と答えた割合は、高校生の男性(35.9%)が最も高くなっていたそうです。

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【出典】
▽SMBCコンシューマーファイナンス調べ

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