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母猫とはぐれ弱って動かない三毛の子猫 きれいな緑の瞳に一目ぼれした 「横になった私がお腹をぽんぽんすると一緒にお昼寝してくれます」

渡辺 陽 渡辺 陽

母猫に置いていかれた子猫

もずくちゃん(生後10カ月・メス)は、母猫に置いていかれた子猫で、生後3週間くらいだった。2022年10月、茨城県在住のNさんは、夫の実家から、もずくちゃんがうろうろしているという連絡をもらった。

「海が近いのでカラスが多くて危ないし、朝晩はかなり寒くなってきていたので保護することにしました。捕まえるにも仕事終わりの夕方からしかできず、子猫もあちらこちら逃げ回り、1週間ほど格闘しましたが捕まえられませんでした。数日姿を見せなかったのであきらめようとしたところ、義母から弱っていて動かない子猫を捕まえたと連絡をもらって、急いで保護しに向かいました。もう11月になっていました」

里子に出すつもりが・・・

Nさんは、祖父が保護猫とその子猫たちを飼っていたので、猫が大好きでいつか飼いたいと思っていた。ただ、アレルギーがあり飼えなかったので、もずくちゃんも譲渡しようと思っていた。

「初めてもずくを見た時は、ぽわぽわのふわふわがぷるぷるしていて可愛すぎる三毛猫ちゃんに、どうしてもこの子を飼いたい!と思いました。一目惚れでした」

保護した後、動物病院に行き家に迎えたが、もずくちゃんはあまり怯えるような様子もなかった。急いで作った子猫部屋のふわふわのひさがけが気に入ったようで、気持ち良さそうに寝てしまったという。起きてから抱っこしてチュールをあげたが嫌がらず、一所懸命食べてくれた。

「よちよち歩きであちこちら探索して、疲れたら部屋の真ん中でゴロンとしていました。まるで警戒心がないようでした」

港で保護したので、海にちなんだ名前にしたいと思っていた。緑の目がきれいで、ちょうど夫がもずくスープを飲んでいて「これだ!」となり、もずくちゃんにしたそうだ。

「呼びやすく響きも可愛いのでとても気に入っています」

可愛くて仕方ない

もずくちゃんは、「中に人が入っている?」と思うほど賢い。トイレの失敗もなく、夜鳴きもしない。遊んで欲しいおもちゃは自分で持ってくるそうだ。

「おもちゃの取ってこいはとても上手です。私が横になり、お腹をぽんぽんと叩くともずくがお腹の上に乗ってくれるので一緒にお昼寝します。私が起きた時、遊んで欲しかったのか沢山のもずくのおもちゃに囲まれてることもよくあります。くわえてもってくるようです」

Nさんの夫は、もずくちゃんにお座りや待て、ハウスの様な芸を仕込んでいる。

「犬じゃないのに、なぜかできるようになってしまいました。猫なのに(笑)」

Nさんはアレルギーが心配だったが、毎日もずくちゃんをブラッシングしてこまめにコロコロ掃除していたら、ほとんど症状は出なかった。

「これこそもずく愛のなせる技(笑)。もずくが来るまで夫婦二人暮らしだったのですが、もずくが来てからは毎日がバタバタで、本当の子供のようで可愛くて仕方ありません」

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