第二のバンクシー!?公園の砂場に「巨大な顔アート」出現…謎の美術集団、造形力に憶測広まる「誰が何のために…」

山脇 未菜美 山脇 未菜美

第二のバンクシー!? 東京都内の公園の砂場に出現した巨大な顔アートの造形力がすさまじいと、SNS上で話題を集めている。ギロリとにらみつける目に鼻の穴、唇まで…彫刻のようにリアル。これらの作品、実は「美術革命軍」と名乗る集団が製作したものという。神出鬼没で、子どもの遊んでいない時間帯にひっそりと造形する彼ら。イギリスを拠点に活動する素性不明のアーティスト「バンクシー」になぞらえる声もあり、「誰が何の目的で…」とさまざまな憶測を呼んでいる。

初めて砂場アートが出現したのは5月28日、東京都渋谷区の「代々木二丁目あおい公園」。きりっとした男のような顔で、砂から見つめてくる男。見つけた人がTwitterで「誰だよ公園でガチったやつ…」と写真とともに投稿すると瞬く間に拡散され、漫画「幽☆遊☆白書」に登場する妖怪・裏男に似ているとの声もあった。

砂場遊びの道具を使って造形!?

気まぐれのいたずらかと思われたが、どうやら違うようだ。Twitterに「美術革命軍」(@GrlKqRLPD864105)」と名乗るアカウントが現れ、造形した砂場の写真を次々の投稿。目を見開き驚いたような人面、歯列を強調した作品、キスをするメルヘンチックな男女のほか、暗闇だった場所に造形していく過程も投稿している。

聞けば、美術を愛する若者の集団だというが、「詳細は控えさせていただきたい」とのこと。友達と砂場で遊んだことがきっかけで、活動が広がっていったという。美術の近寄りがたいイメージを払拭し、美術界に革命を起こしたいとの思いで名付けたそうだ。

作品はこれまで5つ。子どもが砂場で遊んでいない時間帯を狙って現地へ。子どもの頃、砂場遊びをしていた道具を使い、造形しているとか。「偶然発見した時の驚きを感じていただいた方が、より楽しんでもらえるので場所も秘密です」

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