初めて会った瞬間から、私の隣に座ってくれたのが決め手に 子猫を迎えて「まるで孫を迎えたような毎日」

渡辺 陽 渡辺 陽

シュシュちゃん(0歳・メス)は、ゴミ屋敷で母猫や兄弟と一緒に暮らしていた。保護団体が介入しようとしたが、家主がなかなか許可せず、ボランティアは何度も足を運んで説得を試みた。

石川県在住のSさんは、2匹の元保護猫と暮らしていたが、シュシュちゃんをインスタで見つけ、生後5カ月の時に迎えた。

「最初に迎えた、もう亡くなった猫が女の子だったので、また女の子と暮らしたいなと思いました。インスタでいろんな保護団体の猫を見ていたのですが、シュシュを見つけた時ピンときてお見合いしました。初めて会った瞬間からゴロゴロ喉を鳴らして、私の隣に座ってくれたので、それが決め手になりました」

0歳猫を迎えて賑やかに

初日はケージに入りたがらず、すぐに部屋を探検した。ごはんもしっかり食べた。

「なかなか度胸のある子でした。シュシュより先住猫の方が落ち着かないようでした(笑)」

シュシュちゃんはとにかく遊ぶことが好きで、長い時には2時間休むことなく遊ぶ。

「主人は先住猫の相手はしてくれなかったのですが、シュシュにねだられると長い間遊んでいるのが意外です」

物を噛むことも好きで、フードの袋やお菓子の袋などを噛む。洗濯用洗剤のパウチを噛んでしまった時は掃除が大変だった。シュシュちゃんの体調も気になったが、事なきを得たという。

2匹の先住猫が老年期で、ほぼ動かなくなって久しい。そこに新しく加わったシュシュちゃん。子猫を迎えて静かだった家庭が賑やかになった。

「孫を迎えたような毎日です。猫にもいい影響があったようで、一番年長のちゃちゃん丸くん(14歳)が活発になり、よく遊ぶようになりました」

猫が好きだから一緒に暮らしているというSさん。人間だけの時より家族の会話が増えたという。

「会話のタネになってくれるので、家族間の雰囲気が悪くなっても、猫がきっかけで良くなることが多いです。猫に助けられてます。誤飲や脱走の防止にも家族全員で気を遣う必要があり、対策やルールを守るようにしています」

多少不便になったこともあるそうだが、3匹の猫との暮らせる毎日はかけがえのないものだという。

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