社会人1年生や2年生のやる気を奪ってしまうセリフには、どのような言葉があるのでしょうか。20~29歳の社会人1・2年生の男女1000人に聞いたところ、「この仕事向いてないんじゃない?」が最多でした。一方、やる気に火がつくセリフでは、「君がいて助かった、ありがとう」が最も多かったそうです。
ソニー生命保険株式会社が2023年2月にインターネットで実施した「社会人1年目と2年目の意識調査(第10回)」のなかで聞きました。
社会人1年生・2年生の男女に「やる気が奪われてしまうセリフ」を複数回答可で教えてもらったところ、「この仕事向いてないんじゃない?」(26.7%)、「もういいよ、別の人にお願いする」(25.8%)、「私が若いころは~だったのに」(21.4%)、「やる気ある?」(20.2%)、「前にも言ったと思うんだけど?」(16.9%)といった回答が上位に挙げられ、適性を否定するような言い方をされると、仕事に対する意欲を失ってしまう人が多いことがうかがえます。
これを男女別でみると、「女/男だからしょうがないね」(男性:9.6%・女性:22.4%)は、男性と比べて女性のほうが12.8pt高くなっていたほか、「言い訳はするな!」(男性:17.8%・女性:9.2%)では、男性のほうが8.6pt高くなっていました。
一方、「落ち込んでいるとき(仕事上で失敗したときなど)に、先輩社会人に言われたら、やる気に火がつくセリフ」では、「君がいて助かった、ありがとう」(34.7%)、「本当によく頑張った」「何でも相談してね」(いずれも26.7%)、「一緒に乗り越えよう」(22.3%)、「大丈夫、なんとかなるよ」(19.5%)といった回答が上位に並びました。
これを男女別にみると、「君がいて助かった、ありがとう」(男性:28.0%・女性:41.4%)は、女性のほうが13.4pt高くなっていたそうです。