「やりがいがあって薄給」と「やりがいがなくて高給」ではどちらを選ぶ?…働く男女500人調査

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

みなさんは、仕事において「やりがいがあって薄給」と「やりがいがなくて高給」ではどちらを選びますか。仕事にやりがいを感じている全国の男女500人に調査をしたところ、5割超の人が「やりがいを最も感じるが給料は最低限度レベルを選ぶ」と回答しました。その一方で、やりがいが得られるという名目で低賃金や長時間労働を課せられる「やりがい搾取」の経験がある人は約3割いることが分かったそうです。

ユニークキャリア株式会社(東京都豊島区)が、「仕事のやりがいについての意識に関する調査」と題して、2023年4月にインターネットで実施した調査です。

まず、「『やりがいを最も感じるが給料は最低限度レベル』か『給料は1000万円以上あるけどやりがいや楽しさを全く感じられない』ではどちらを選びますか」と聞いたところ、「やりがいを最も感じるが給料は最低限度レベル」を選んだ人は54.4%、「給料は1000万円以上あるけどやりがいや楽しさを全く感じられない」を選んだ人は45.6%という結果になり、仕事におけるやりがいの重要さがうかがえました。

また、「やりがいを感じられなくなる時」については、「仕事が楽しくないと感じた時」「単純作業ばかりで自分のスキル向上につながらないと感じた時」という声が寄せられたほか、「自分の仕事量に見合った給料がもらえないとき」という声も寄せられており、やりがいは仕事の大きなモチベーションとなるものの、やりがいのある仕事だからといって、仕事に見合った対価が得られない仕事で疲弊する人も一定数いることがうかがえます。

続いて、「やりがいがあれば時間を気にせず仕事に没頭できますか」と聞いたところ、72.0%の人が「没頭できる」と回答。また、75.4%の人が「やりがいを感じるために努力したことがある」と答えています。

具体的には、「今やっている仕事をどのようにしたら楽しく感じられるかを考えている」(311人)、「自分の好きなことを仕事にできないかを上司などに相談する」(73人)、「クライアント(お客様)の声を聞く量を増やす」(59人)、「同期よりも高い成績を出す」(47人)などが挙げられました。

なお、「やりがいを求めるために転職を決意したことがある」と答えた人は37.6%に留まっていました。

最後に、「『やりがい搾取』のように、やりがいが得られるという名目で低賃金や長時間労働を課せられた経験はありますか」と聞いたところ、「ない」が51.6%、「ある」が29.8%、「どちらとも言えない」が18.6%という結果になりました。

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【出典】
▽ユニークキャリア
https://1dau.co.jp/
▽仕事にやりがいは必要?やりがいを感じている500人の調査結果から全て解説
https://1dau.co.jp/sigoto-yarigai/

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