ネコ型ロボットが配達した謎メッセージ「ほっこりしました」の声続出 ガストに聞いた…実はお客が見てはいけないものだった

山脇 未菜美 山脇 未菜美

外食チェーン店「ガスト」で、男性客が謎の伝票を受け取ったと、ツイッター上で話題になっている。品名には、デザート持ってきてほしい―と書かれ、数量は1個。値段の記載はなし。どうやら、レシートを配達したのはネコ型ロボットで…。

3月上旬、関西圏のガストで、デザート付きのセットメニューを食べていた男性。ツイッター名レンさん(@REN_SciEnTALK)。食事を終えた後、タッチパネルにある「注文したデザートを持ってきてほしい」とのボタンを押すと、ネコ型ロボットがやってきた。棚にはデザートと伝票。通常は、注文した品名を記載する場所に「デザート持ってきてほしい」と書かれていた。

男性は食事の直前、パスポート申請に行った帰りで、30分以上歩いて疲れていたという。思わぬメッセージに「伝票に意思が宿っていて笑いました。フランクな口調だし、レシートが『デザートほしい』と言っているみたいで」と話す。

 うっかりミスに「ほっこり」

ガストを運営する「すかいらーくホールディングス」に伝票の目的を尋ねると、「本来は、お客様の手に渡るものではないんです…」と担当者。従業員が注文を把握するための伝票で、何かの手違いで棚に乗せて、ネコ型ロボットが運んでしまったのではないか、と推測する。

うっかりミスに、ツイートを見た人からは「素直でよろしい!」「だめです」など、反響が多数。レンさんも「ネコが持ってきてくれてほっこりしました」と話す。

ちなみに、ネコ型ロボットは、従業員の働き方改革や、昼のピークの回転率を上げるため、2021年8月から導入された。料理を運ぶだけではなく、「ご注文の料理を持ってきましたにゃん」など約30のセリフを話し、言葉に合わせて表情も変化するという。

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