「買う前に相談してよ!」 5500円の筋トレグッズに妻がブーイング→夫は激怒「毎月のお小遣いで買って何が悪い!」

わたなべ こうめ わたなべ こうめ

春は昇給の季節。夫婦で決めたお小遣いの金額を変えたり、臨時ボーナスとして増額したりする家庭もあるでしょう。決められたお小遣いの範囲内で、夫婦がそれぞれの趣味を楽しむのは良くあることです。とは言え、同じ家に住んでいると、妻や夫が何を購入したのか気になりますよね。自分は全く興味がない物を購入されると、お小遣いでもつい口出ししたくなる場合も…。Kさんも、お小遣いで買った趣味の品を見た妻から、嫌な顔をされてしまったそうです。

夫婦で決めたお小遣いで買ったのに

Kさん(埼玉県在住、30代、営業職)の趣味は筋トレです。ジムに通うお金も時間もないので、昨年建てたマイホームで筋トレをしたり近辺をジョギングしたりしています。毎月3万円のお小遣いをやりくりして、少しずつ筋トレグッズを集めていました。

通勤中にインターネット通販をチェックしていると、前々から気になっていた筋トレ用ロープが特別価格の5500円になっているのを発見。しかも、ポイント10倍キャンペーン中です。Kさんは即座に購入を決断し、そのまま購入手続きを行いました。

次の日、早速商品発送のメールが届きました。荷物は妻のUさん(30代、パート)が受け取ってくれるはず。Kさんはウキウキした気持ちで自宅に帰りました。帰宅して着替えると、すぐに荷物を開けるK君。「何を買ったの?」と妻と子どもも興味津々です。しかし、段ボールの中身を見て、明らかにガッカリする2人。それも仕方がないかもしれません。真っ黒で太く長いロープが入っているだけなのですから。

興味を失った子どもはテレビに戻ってしまいました。一方、妻は不満顔。「そんなものなんで買ったの?買う前に聞いてよ」とKさんに苦情を言います。金額を聞かれたので正直に答えると「高い!もったいない!重いし、場所取るし!」と妻の文句が止まりません。

妻も相談せずにお小遣いを使っているのに…

さすがに不機嫌になるKさん。「お小遣いで買ってるんだから俺の自由だろ。それに、そっちだって俺に相談なしでダイエット器具やサプリとか買ってるじゃないか。大して使っていないけど、俺は文句言ったことないぞ」と言い返します。すると、妻は「私のは安物だからいいの」と言い、子どもの元へ戻ってしまいました。

これ以上言い返しても険悪な空気になるだけ。Kさんも言葉を飲み込みました。しかし、自分だけ使った金額を聞かれたのが納得いかず、Kさんは妻の購入品の値段をこっそり調べることに。時期によって値段が変わる可能性はあるものの、似たようなダイエット器具は約4000円、サプリについては全く同じもの(1カ月分)が3300円でした。「合計したら俺より高額じゃないか!」と、益々納得できません。

そもそも、妻がお小遣いを何に使っても、Kさんに不満はありませんでした。自由に使えるからこそのお小遣いでしょう。予算の範囲内で自由に趣味を楽しむことに問題ないはずです。なぜ、妻から文句を言われなければならないのでしょう。

しかし、蒸し返すと夫婦喧嘩に発展しそうです。「それも面倒だな…」と思ったKさんは、モヤモヤした気持ちが晴れないまま、ハッキリさせるのを諦めることに。結局、それ以来お小遣いについては妻と話していないそうです。

   ◇   ◇

なお、保険マンモス株式会社が2022年9月、全国の20~60代の既婚女性300人に聞いた調査によると、半数以上の家庭で「夫のお小遣い制」を導入。また、3割の家庭で「妻のお小遣い制」を採用していたといいます。なお、夫のお小遣いの金額は、月平均「2万~3万円未満」が最も多かったそうです。

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