タワマンでお米を炊くと美味しくない…そんな都市伝説を覆す「おもしろ地理」の投稿がTwitter上で話題になっています。
「タワマン高層階でお米炊くと美味しくない論法、長野県民に喧嘩売ってんのか」
この投稿をツイートしたのは、おもしろ地理(@omoshirochiri)さん。YouTubeやTwitterでランキングや解説を中心に、世界中の地理について発信しています。
「タワマンでお米を炊くと、気圧の問題で美味しくない」という風評が話題になったことから投稿されたといます。
この投稿に対し、Twitter上では
「1000mちょっとの我が家では鍋でご飯炊いているのですが通常より火強め長めにしないと炊けません」
「長野に住んでると水が97度くらいで沸騰するから理科の授業の100度で沸騰って疑ってたからなww」
「長野の人の多くが、自分が住んでる場所の標高を知っているんだよね。これはなんでなのかなぁ。普通はそんなのいちいち知らないでしょ?自分の実家の長野市は332mでした。」
と長野県民あるあるで盛り上がっているようです。
投稿者に聞いた
投稿者に話を聞いた。
ーータワマンでお米を炊くと美味しくない説はどちらで知りましたか?また、この説についてはどう思われますか?
おもしろ地理:Twitterで見た「タワマン文学」に関するツイートで知りました。そのツイートを見た時、タワマン住民を面白く風刺していて、面白いネタだな〜、と思い、今回のネタを思いつきました。ちょうどTV番組でそのツイートが取り上げられているのもあって呟きました。
この論法に関しては、世間が抱いているタワマン住民の自己顕示欲や嫉妬深さのイメージをよく表していて面白いと思います。ただ、実際にタワマンに住んでいる友人はそんなことはないので、やっぱり世間のイメージと実際住んでいる方には違いがあるんでしょうか。
ーー長野県の標高が高くなっている理由について教えてください。
おもしろ地理:長野県は内陸県であり、海がないため標高0mのエリアがないことと、北アルプスの飛騨山脈、中央アルプスの木曽山脈、南アルプスの赤石山脈など日本でも有数の標高を誇る山々が多いことから、平均標高が高くなっています。話は逸れますが、実際に長野県には標高の高さを売りにした観光名所が多くあり、例えば日本一標高が高い駅である野辺山駅がそうです。他にも、長野県の観光地には実際の標高を掲示していることも多く、面白いです。
ーー多くの反応が寄せられていますが、印象に残っているものはありますか?
おもしろ地理:面白いリプばかりでしたが、その中でも興味深かったのは2つあり、1つは長野県民の皆さんが自分の住んでいる場所の標高を把握していて、リプライ内で「標高マウント」が起こっていたことです(笑)。他に、長野県限定の真空採血管があることも興味深かったです。標高が高いと圧力が弱く、規定量の採血が出来ないため、圧力を高めた真空採血管があるそうです。
ーー普段のご活動について教えてください。また、発信された中で1番「おもしろい」と思われる地理ネタと理由をお聞かせください。
おもしろ地理:普段は「地理に興味を持っていない方に興味を持ってもらえる」ことをモットーに、地理系Youtuberとして活動しています。一番面白いと感じる地理ネタは「酷道」ネタでしょうか。酷道とは「国道なのに酷い道」の事を指します。この動画は現時点で94万回再生と当チャンネルで最も伸びた動画です。
例えば、国道338号は「階段が国道」になっていたり、国道157号には「国道の道路上に川が流れて」いたり、国道324号は「商店街が国道」になっていたりと、多種多様で面白いんですよね。
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「おもしろ地理」さんはこの他にも、YouTubeでも地理に関するおもしろ雑学を発信しています。興味がある方は、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?
「おもしろ地理」
Youtubeページ https://youtube.com/@omoshirochiri