「保護猫たちと過ごした時間
楽しいコトも辛いコトも痛いコトも全部かけがえのない思い出」
こんなつぶやきとともに、動画をツイッターに投稿したRyostoryさん（@ryostory1124cat）。そこに映っていたのは、猫ちゃんのお世話をする男性の姿。ケージやスタンドのライトに頭をぶつけたりと、何とも痛そうなシーンばかり！ 再生回数180万回超えた話題の動画について、投稿者に聞きました。
「最後のチーン！は何度みても最高の瞬間」
動画の男性はRyostoryさんこと、保護猫写真家の三吉良典さん。日ごろから保護した猫ちゃんたちと過ごす”日常”を撮影しています。今回、撮影時に起きたハプニングシーンを集めた動画を投稿してみたとか。
「猫ちゃん、絶妙なタイミング」
「面白すぎ！」
「痛いの連発なのに朝から笑って癒されました！すみません」
「猫あるあるですね〜」
「痛くても憎めない」
「最後のチーン！は何度みても最高の瞬間」
そんな猫ちゃんたちのお世話をする三吉さんが頭をぶつけてしまうシーンに思わず笑ってしまう人たちが続出しています。多くの人たちをくぎ付けにしたハプニング動画。撮影時のことを、三吉さんに聞いてみました。
猫が背中に飛び乗り、ケージに頭ゴツン！…好評のシーンを集めて投稿
――保護猫ちゃんとの苦い？思い出のワンシーンを集めたという動画。こちらを投稿しようと思ったのは？
「うれしいことに、この3つのシーンがみんな好評であり、まとめてみたらどうなるんだろと興味本位で動画を作りました。この日は猫の日（2月22日）ということもあって、最近の暗いニュースを払拭し、猫の日ぐらいは面白い動画で笑っていただきたいなと、フォロワーさんに向けて投稿しました」
――まず1つ目のシーンですが、ケージで三吉さんの背中に茶トラ猫ちゃんが突然乗ってきましたね。
「はい。茶トラ猫はつぶという名前で、この時生後3カ月です。ちょうどトイレ掃除で固まる猫砂を取っていたところでした」
――つぶちゃんはどんな猫ちゃんでしたか。
「知り合いのボランティアさんから乳飲み子が6匹いるから助けてほしいと連絡があり、そのうちの3ニャンが家にきて一緒に過ごしていました。その1匹がつぶです。この日はトライアルに行く前でこの子たちといる最後の日にやられちゃいました（笑）そしてこのつぶはもちろん今は3兄妹みんな里親さんのところで幸せに暮らしています」
――続いて、2つ目のシーン。茶トラ猫ちゃんの体に当たったカメラのレンズが落ちてきました…。
「落としたのは先住猫のちゃちゃと言います。ちゃちゃは生後8カ月ほどで、草むらでひとりさまよっている所を保護されうちにきました。ちゃちゃはまだ決まっておらず、今も一緒に過ごしています。ちなみに、その横にいるのがつぶです」
――ラストのシーン。キジトラ猫ちゃんに餌をあげる際にお皿が落ちてしまいましたが…そして、立ち上がる際にライトにチーン！
「動画を後から見た時にキジトラちゃんのなぎはあんな大きな音なってるのに黙々と食べている事にびっくりしました。普通猫ちゃんはあのような大きな音嫌いですからね（笑）
なぎはこの時、生後2カ月。空き地でひとりずーっと鳴いていたところ保護されてうちにやってきた子です。保護された場所は鳥取県、私の家は滋賀県で車で4時間以上かかることから初めは断っていましたが、お近くのボランティアさんはみんなダメで、上手くケアしながらなぎを連れてきていただきました。今はとても優しいご家族のもとで幸せに過ごしています」
――あらためて投稿された動画を見られてのご感想をお聞かせください。
「保護活動をして子猫たちと一緒にいると、ほんと毎日のように色んなハプニングが起こります。その中でも面白くおかしなことが一番多く、これはみんなに見せたいなと思い、できるかぎり動画を流しっぱなしで撮るようになりました。保護猫ちゃんとの生活はこんなにも楽しいんだよということだけでなく、危険なことだったら注意喚起にもつなげられます。そんな思いもあり、今回のような動画を投稿するようになりました」
――これまで何百匹もの保護猫ちゃんたちを里親さんへとつなげてきたとか。
「そうですね。スマホのカメラロールにはその子たちの思い出がパンパンに詰まっています。また里親さんも家族になった保護猫ちゃんを写真や動画を撮り、いっぱい送ってくださいます。素人の方でもスマホで簡単に撮影できるおかげで、旅立った猫ちゃんたちへの寂しい思いがずいぶんと楽になりました。そして成長したその子と私のカメラロールにいる幼き頃の猫ちゃんたちを見比べては思い出に浸っています。今回は思い出の動画を投稿したことで、保護猫ちゃんの魅力もたくさんの方に伝わりとてもうれしいです！」
