「消灯後の機内、暗い中でふと目が覚め窓シャッターを開けるとまだ夜。
星が綺麗だけど、なんだかぼんやり雲がかかっているような…こんな上空に…?と眺めていたら添乗員さんが「オーロラですよ」と教えてくれた。
地球すごいな!!」
そうツイートされたのは、ながらりょうこ(@fzzrymm)さん。写真には、一生に一度は見てみたいオーロラが写っています。これは、飛行機の中から撮影されたもの。
見上げた空に浮かぶオーロラは、写真や映像などで見たことがありますが、飛行機の中から同じ目線でオーロラを見ることはなかなかないのではないでしょうか。
「こんなの見たら感動して泣く」
「素敵な体験!」
「タイミング合わないと見れないのでラッキーですね!」
「地球すげえ」
リプ欄には、あまりのスケールの壮大さに絶賛の言葉が並びました。
そんな世にも珍しいオーロラを飛行機の中から見たと言う、ながらりょうこさんにお話を聞きました。
ーーこちらのオーロラはベルリンに戻る途中で撮影したとのことですが、どちらから戻る途中だったのですか?
「現在ベルリン在住なのですが、この冬、出身である北海道に3年ぶりに帰省しており、札幌からベルリンに戻る、その復路での出来事です。ちなみに、ベルリンから日本への直行便はないため、札幌→羽田、羽田→ヘルシンキ、ヘルシンキ→ベルリンと乗り換える必要があり、その途中の羽田からヘルシンキの便で見えたものです」
ーーオーロラを見た時の率直なご感想は?
「最初はこれは雲かな?と思いました。機内消灯後は眠っていたのですが、ふと目が覚め、また眠る気もしなかったので、何の気なく外の星空を眺めていました。そのうち星に雲のようなモヤモヤとしたものがかかりはじめ、雲海の上を飛ぶ飛行機、こんな上空に雲?…と思っていたところ、後ろからフィンエアー乗務員の方に『今オーロラ見えていますよ』と声をかけていただけたので、確信を持って眺めることが出来ました。眺めるうちにそのモヤモヤも変化しカーテンのような形になったり…その壮大さに幻想的な気持ちになりました」
ーーこれまでにオーロラを見たことは?
「なくて今回が初めてです!」
ーー普段は漫画家さんとしてご活躍中ですが、この旅での出来事は創作に役立ちそうですか?
「漫画家というのは何でもお話に出来ますので、今回オーロラが見れたことも、初めてバズったこともいい経験になったと思います。笑」
ながらりょうこさんは「旅やドイツでの生活、見てきた景色を描き込んだ漫画を描いています。ご興味あればぜひ読んでみてください」とメッセージを残してくれました。
【ながらりょうこさんの漫画】
■『ねこと私とドイッチュラント』(小学館)
■『ヨーロッパたびごはん』(イースト・プレス)