約8割の女性が「自身」の不妊を懸念 「高額な治療費」「精神的負担大きい」ネガティブな印象強く

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

近年、女性の社会進出や晩婚化の影響などにより、35歳~40歳代の高齢になって妊活や不妊治療を行う人が増えているといいます。そこで、配偶者との子どもを望む40代の女性109人を対象に、女性の不妊治療に関する実態調査を行ったところ、約8割の女性が「自身」の不妊の可能性を考えたことがあることが分かりました。また、不妊治療のイメージとして、「高額な治療費がかかる」「ゴールが見えず、精神的な負担が大きい」などに回答が集まったそうです。 

産業医及び保健師等による役務提供サービスと従業員の心身の健康管理に関する各種クラウド型サービスを提供する株式会社メンタルヘルステクノロジーズ(東京都港区)が2022年12月に実施した調査です。

最初に、「あなたの配偶者は、不妊検査を実施した経験がありますか」と尋ねたところ、「はい」が48.6%、「いいえ」が51.4%という回答となりました。また、「あなたは、不妊検査を実施した経験がありますか」と尋ねたところ、「はい」が52.3%、「いいえ」が47.7%という回答となりました。

次に、「あなたの配偶者は、不妊治療を実施した経験がありますか」と尋ねたところ、「はい」が40.4%、「いいえ」が59.6%という回答となりました。また、「あなたは、不妊治療を実施した経験がありますか」と尋ねたところ、「はい」が49.5%、「いいえ」が50.5%という回答となりました。

続いて、「あなたは、自身の不妊の可能性を考えた経験がありますか」と尋ねたところ、「はい」が76.1%、「いいえ」が23.9%という回答となりました。また、「あなたの配偶者は、配偶者自身の不妊の可能性を考えた経験がありますか」と尋ねたところ、「はい」が49.5%、「いいえ」が50.5%という回答となりました。

次に、「不妊治療に対して思うことやイメージを教えてください」と尋ねたところ、「高額な治療費がかかる」が88.1%と最も多い回答となりました。次に多かったのは「ゴールが見えず、精神的な負担が大きい」が63.3%となり、以下、「痛みや肉体的な負担が大きい」(59.6%)、「パートナーと話しづらい」(24.8%)、「ネガティブで後ろめたい気持ち」(17.4%)、「妊活に取り組む良いきっかけになる」(11.0%)と続きました。

さらに、「2022年4月から不妊治療が保険適用されます。不妊治療を行うとなった場合、金額への不安はありますか」と尋ねたところ、「非常にある」が63.3%、「ややある」が23.9%という回答となり、「あまりない」は6.4%、「全くない」0.9%だったそうです。

最後に、「『妊活』のために意識的に取り組んでいることはありますか」と尋ねたところ、「ある」が52.3%、「ない」が47.7%という回答となりました。また、「ある」と回答した人に、「『妊活』のために意識的に取り組んでいることを教えてください」と尋ねたところ、「食生活の改善」(64.9%)、「適切な睡眠時間の確保」(63.2%)、「ストレスを軽減させる」(59.6%)といった回答が上位にあがりました。

【出典】
▽株式会社メンタルヘルステクノロジーズ
https://mh-tec.co.jp/

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