保育学生の5人に1人が「一般企業への就職」を検討 「給与や福利厚生などが良い」「保育士の仕事は大変そう」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

保育学生のみなさんは、自身の就職先についてどのような考えを持っているのでしょうか。全国の保育学生の男女80人に「就職活動」に関する調査をしたところ、約2割の人が「一般企業(保育士以外)への就職」を検討していることが分かりました。また、一般企業を検討する理由については、「一般企業のほうが給与や福利厚生などの労働条件が良いから」が最も多かったそうです。

保育業界に特化した調査・研究を行う機関『保育士バンク!総研』を運営する株式会社ネクストビート(東京都渋谷区)が、2022年9月~11月の期間に同機関の登録者およびSNS閲覧者を対象としてインターネット上にて実施した調査です。

まず、2022年11月末時点における「実習状況」を聞いたところ、65%の人が「実習を終了している」と回答。また、「就活状況」については、「内定取得済」と回答した人が53.8%、「まだ活動していない」と回答した人が22.5%という結果になりました。

なお、「就活を始める時期」は、「最終学年」(70.1%)と回答した人が圧倒的に多かったものの、「最終学年になる前年」と回答した人も4人に1人の割合でいることが分かったそうです。

次に、「保育士以外の一般企業(他職種)への就職を検討していますか」と聞いたところ、「一般企業(他職種)への就職をメインで考えている」(2.5%)、「保育士か一般企業(他職種)で迷っている」(10.1%)、「一般企業への就職も検討している」(8.9%)を合わせると21.5%の人学生が「一般企業(他職種)への就職を検討している」と回答。

「一般企業を検討する理由」としては、「一般企業のほうが給与や福利厚生などの労働条件が良いから」(38.9%)、「保育士の仕事は大変そうだから」(33.3%)といった声が多く寄せられたといいます。

続いて、保育学生の就活の特徴について調査したところ、「就職先への応募予定数」については、48.1%の人が「2~4園」と複数応募しており、次いで「1園」(34.2%)、「5~9園」(5.1%)、「実習先に就職予定」(2.5%)と続きました。

また、「就活で活用しているツール」は、「就活サイト」(72.5%)、「就活イベント・フェア」(32.5%)、「履歴書・エントリーシート・面接対策等の情報サイト」(18.8%)などが挙げられたほか、「就職先を決める際に重視する点」では、「給与」(85.0%)、「勤務日数・勤務時間・休暇」(67.5%)、「人間関係」(66.3%)といった回答が上位に挙げられたそうです。

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【出典】
▽保育士バンク!総研

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